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#89 『もうちょっと優しくなれないものか…』

2018-07-13 Fri.

どうも、Aunこと西祖です。

今日の話は、ちょっと愚痴っぽくなっちゃうかもしれません。

最近色んなものを見ていて、色んな人達を見ていて、常々思っていることではあるんですけど、改めてそれを思うきっかけがあって、こうして音声を撮っているんですよね。

どうしたもんかな?という感じの話なんですけど、おふくろのエピソードなんですよ。

昨日聞いた話なんですけどね、おふくろから。

なんか何日か前に、手続きかなんかがあって、役場?役場じゃないかな?

公民館?なんかちょっとわかんないけど、街のそういう場所に行ったらしいんですね。

同じような手続きをする人でごった返してて、多分期限ギリギリとかだったんですかね?わからないですけど。

それで待合室が満席で、座る場所がなかったらしいんですよ。

おふくろ足悪いんですよね、昔っから。

もう若い頃から先天的な足の病気じゃないけどなんか悪くて、今となっては両足の両膝、そして両股関節に人工関節が入ってるんですよ。

正座とかできないし、結構立っているのがしんどい人なんです。

年も70過ぎてるしね。

それでしばらく、席がないから立って待ってたらしんですね。

その時点で、そんな老人が立って待ってるのに若い人達もいたろうに、席を譲ろうとする人は一人もいなかったということに僕は驚いたんですけど、それはいいとして、なんか足が痛くなって、近くにあった花瓶を置く大理石かなんかがあったみたいで。

ちょうど腰を掛けれるぐらいの高さの物置みたいなものがあったらしくて、何も上に無かったから腰掛けてたらしいんですよ。

そして、しばらく待ってると職員の方がつかつかときて、「すみません。そちら壊れやすいので、腰掛けるのはやめていただけますか?」っていうことを言ってきたようなんですね。

おふくろも「あ、そうですか。すみません」と。

「ただちょっと足がすごく悪いので、長く立ってることがすごく辛いので、ちょっとした椅子でも良いんですけど、何かありませんか?」って聞いたらしいんですね。

そうすると「ちょっと場所的に用意できないので、もうちょっと待ってもらえますか?」って言って下がっていったらしいんですよ。

で、そのまま順番まで放置っていうことなんですけど、もちろん忙しかったのもあって、そういうところに気を配れなかっただけなのかもしれないけど、それにしても足が悪いって言っている老人が立って待ってるのに、そこに気を回せないってどうかなって思ったんです。

絶対パイプ椅子ぐらいあるでしょ?

そういう場所には、会議室にもあるだろうしね。

ちょっと持ってきて、じゃまにならない場所にちょこんと置いて、じゃあここに座ってくださいぐらい出来そうなものだなって思ったわけですけど、まあその人達にとってはそうじゃなかったっていうことですね。

その話を聞いて、これまでなんとなく思っていたことが、色々ぶり返してきて、例えば電車とかで、これ当たり前の普通のことですよ。

満員電車でお年寄りが乗ってきて、席を譲るか譲らないかって話になるじゃないですか。

これ俺があんまり見ないだけかもしれないけど、譲る人あんまいないんですよね。

なんか、ただ罪悪感があるのかわからないけど、さっきまで普通に起きてスマホいじってたのに、駅ついてザーッと人が乗ってきて、ご老人が目に入るとスマホしまって、なんかうつむいて寝たふりしているのかわからないけど、結構見るんですよ、そういう人。

あるいは、お年寄りなのか初老なのか?

その狭間で、見分けがつかない。

「もし席どうぞ」って言って「いやいいですよ。私そんな年じゃないので」なんて言われたらなんか恥ずかしからみたいな気持ちが多少働いているのかなって思える場面もあるんだけど、なんか「譲りやいいじゃん」って思うわけです、そう思ったんなら。

「あ。どうぞいいですよ」って譲って、それで断られたんだったら、別にそれいいじゃんって思うんですよね。

恥ずかしがることでもないし、とっさにそういう行動ができるって、僕すごく素敵だなって思うわけです。

あるいは、エレベーターとか自分が先に乗りました。

そして閉めようと思ったら、向こうから走ってくる音が聞こえました。

乗り込もうとしているわけですよ。

でも、それで閉じるボタンを押しちゃうとかね。

待たないとか、結構ありますよ。

なんかそんなんばっかりですよ。

あとは飛行機とかで、背の低い女の人がキャリーケースを上に載せようとして、それを見てるのに、見てるのかどうかわからないけど、隣でそれやってるのに「載せましょうか?」って言って載せてあげれば良いじゃないですか?

知らーん顔ですよ。

僕は少し離れてるところから、それをちょっと見てたりして「あれ?手伝ってあげないのかな?」って思っちゃうんですよ。

手伝わない理由が何かあるのかなと思っちゃうんですよ。

なんだろう?ナンパと思われるとかってそんな事考えてるのかな?

わからないけど。

なんか、それ以外に手伝ってあげない理由が思いつかないんですよね。

あとは頑張っている人を応援してあげればよいのに、わざわざ揚げ足取って、重箱の隅をつつくようなことを言って批判したりとか、車を運転してて先に譲らないとか、タバコのポイ捨てするとか。

普通に生きてたらそういうのって目にするじゃないですか、そういうのを見るたびに「もうちょっと優しくなれないもんかな?」って思うんです。

本当に優しくないわけじゃないと思うんですよ。

それぞれ例外はいるかも知れないけど、優しさって絶対持ってるはずなんですね。

それを何かしらの形で、してあげたいという気持ちは絶対あると思うんですよ。

だけど、日本人の気質なのか特性なのかわからないけど、恥ずかしさとかね。

「もしこう返されたらどうしよう?」とか「周りにこう思われたらどうしよう?」とか、そんな気持ちがあるのかないのかわからないけど、元々持ってる優しさを発動できないっていうのがありますね。

優しさとか実際にそれを表現しないと、優しくないのと同じですからね。

本当に優しくない人間や、優しさのかけらもない人間って、あんまりいないと思うんですよ。

0じゃないかもしれないけど。

だけどせっかく持っている優しさを、分かる形で伝えてあげられないってことは、それはもう「優しくない」ってことなんでね。

僕が言っているのは、「なんで優しさがないの?」っていう話をしているんじゃなくて、優しさがあるのは大前提として、「ある優しさをなんで出してあげられないのか?」っていう話をしているんです。

人として純粋に持ち合わせてる優しい気持ちを表現して、もしそれが的外れだったとしても、誤解されちゃったとしても、それを悪く思う人間とか指差して笑う人間とかいないと思うんですよ。

例えば電車に乗ってて「席どうぞ」って譲った人がいるとします。

だけど、例えば老人に見えるその人が「いま足腰鍛えてるので、わざと立ってるんです。大丈夫ですよ」って言って断られたとします。

それを見て「あいつ恥ずかしい~」って思ったことあります?

あるいは、思うと思います?

思わないですよね?

「あの人当たり前のことを、当たり前に表現できるんだな」としか思わないですよね。

優しいなって思いますよね。

そう思えるのに、なんでそれを表現できないのかっていうのが、僕は凄く不思議なんです。

「自分じゃなくて良いだろう」「他の誰かがやるだろう」「面倒くさい」

そんなくだらない気持ちで、元々持っている優しさを封印するのは、誰が一番損してるかっていうと、自分ですからね。

あとそんな余裕がないとか、自分は今疲れてるとか。

例えば、おふくろの件だったら、椅子をわざわざ持ってきて、そこに置くのが特別待遇になるから、それはちょっとやって良いのかどうかわからない気持ちがあるかもしれないけどね。

そういう、ちょっと余裕がない状態からでも、当たり前にしてあげられるのが僕は優しさだと思うんですよね。

もちろん余裕があれば、楽勝で出来るのかもしれないけど、多くの人がやっぱり忙しい時間を送って疲れてたりするんですよ。

でも、その中で本当に優しい人は、そんな状態にあっても当たり前のように、それを表現出来てると僕は思うんでね。

みんな人のことはよく見てるかもしれないけど、自分のことあまり見てないからね。

「こんな自分で良いのか?」「今自分はダサくないか?」「自分に誇れる自分でいるか?」

そういう目を、もうちょっと持ったほうが良いのかなと思う人が結構多いなと思ってます。

「もうちょっと優しくなれないもんかな?」っていう愚痴です。

愚痴なんだけど、話をデカくするようであれだけど、ビジネスで成功したいとか、もっと金稼ぎたいとか、もっと会社で評価されたいとか、もっと女の子にモテたいとか、そういう気持ちを持ってる人は多いと思います。

だとしたら、まず見直さなきゃいけないのは、そういう当たり前のことを、ちゃんと当たり前に出来てるかどうかじゃないかって思いますけどね。

だって、そんな優しくないやつに、「女の子にモテないんです」って相談されても、それそいつに言えることないから。

「もう一回基本的なことからやり直してこい」と。

「もう一回人間やり直してこいぐらい」しか言えないんですよ、本当に。

なので、ちょっとでもなんか心当たりがあると。

最近余裕なかったな、最近人に優しく出来てなかったなって思う人は、元々持ってるその優しさを、いつでも出せるような心の準備はした方が良いんじゃないかなって思います。

ということで、以上になります。

ありがとうございました。

#89 『もうちょっと優しくなれないものか…』

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