どうも、Aunこと西祖です。
HQ-MIND始めていきます。
今日は「反感を買い、敵を作る行為」というテーマで話します。
で、キーワードは感情です。
要するに、相手の感情を無視して、理屈とか独善的な思いで相手を納得させようとしても、説得しようとしても、反感を買うと敵を作るだけだよ、っていう話になります。
で、これを学ぶのにとっておきの題材がありまして、今ホットな大炎上案件お二方。
メンタリストDaiGoさんと、あとはまこなり社長。この二人から学べることがかなりあるので、ちょっと見ていきたいなと思います。
まずメンタリストDaiGoさんからなんですけど、知ってる人も多いと思うんですが、もうこれまでのHQ-MINDで話題に出してきてます。
路上生活者とか生活保護受給者と自分の飼ってる猫を引き合いに出して、「彼らの命よりも自分は猫の命の方がすごく大事だし重い思う」「彼ら何か世の中の役に立ってますか?」「猫は僕の癒しになっています」みたいな事を言って、大炎上したわけですよね。
それを受けて謝罪動画を、3本ぐらい出してるんですよ。
1本目が謝罪っていうよりは、弁明と言うか半ば開き直りとも取れるような内容だったと思います。
それがさすがにまずかったっていうことで、きちんと謝罪しますっていうことの動画を出したんだけど、その動画自体は僕は謝罪としてはすごく上手と言うか正しい謝罪だったと思います。
そこはさすがメンタリストっていうところ、ちゃんと考えて作ったんだろうなっていう動画だったんですけど、それもさらに撤回して、今度はちゃんとスーツを着て正装をしてきちんと、とにかくもう謝りまくってるっていう動画を出してるんですよね。
その辺の流れも、さすがメンタリストとして人間心理をわかってる人の対応だったかなと思います。
で「ちょっとこれはどうかな」と思ったのが、今回のテーマに関係がある部分としては1本目に出した謝罪というか弁明の動画ですね。
そこで彼が言っていたのが、「でも結果だけ見ると、僕はこうやってひどいこと言ったかもしれないけど、多額の税金を納めて、その税金が結果的に生活保護受給者や路上生活者等の支援に使われている事から考えると、僕はああいうこと言いながらも、ちゃんと貢献しているし、でもただ炎上させてるだけのアンチ批判してるだけの人達って、彼らに何か貢献してるんですか?」みたいな、確かそういうこと言ったんですよね。
言葉ちょっと違うと思うけど。
それは、言っちゃダメなことですね。
これは何かって言うと、論破のための論破なんですよ。
そうやって正論で自分に歯向かってくる人たちを、マウンティングしてるっていう事なんですけど、正論で論破してマウントを取るのは、人間関係の形として最悪で、反感を買うだけなんですよね。
そして、敵を作る行為に他ならないわけです。
人間って理屈じゃないんですよ。
これは今までも何度も言ってきましたけど、感情の生き物なんですね。
感情が先に来て、後でそれを理屈で正当化したり、自分を納得させたりしてるんですよ。
わかりますか?
感情論をバカにしては絶対にいけなくて、人間は感情の生き物なんです。
で、ホリエモンって感情論でもの言うやつを馬鹿にするじゃないですか。
でも、僕が見てて思うのが、一番感情で動いてるのは本人じゃないですか。
これって本人は気付いているんですかね?
例えば、彼がやっている宇宙事業とか、飲食事業とか、オンラインサロンの運営も、全ては「これやりたい」っていう感情から始まってるわけですよね。
そこは理屈じゃないですよね。
「やりたいからやるんだ」「そこにロマンがあるんだ」。
その感情から始まっていて、理屈で事業として成立させてるわけじゃないですか。
あと彼がこれまで起こしてきた炎上騒ぎも、全部感情が先走って、感情が爆発した結果招いた出来事じゃないですか。
だから、人間って結局感情で動いてるんですよね。
その人間に対して論破のための論破みたいな、屁理屈と言うか、そういう言葉でねじ伏せられると、相手は「ぐぬぬ」ってなるかもしれないけど、言い返せないかもしれないけど、でもただそれだけなんですよ。
ただ言い返せないだけなんです。口で言い負かしただけなんですよ。
支持は絶対得られないし、それだけだったらまだいいんだけど、反感を買うんです。
で、彼らは敵になるんですね。
そうやって敵を作っていくと、自分がやらかした時に、めちゃくちゃ叩かれるって事です。
多分前回も話した気がするんですけど、そういうことなんですよね。
っていうのが、メンタリストDaiGoさんの今回炎上から拾い上げたことですね。
で、次にまこなり社長なんですけど、彼も絶賛炎上中で大量リストラしてますね。
社員向けに出した整理解雇に関する社内ビデオが、流出したっていうことなんですよね。
流出したってことは、内部の人間がそれを週刊誌だか、どこかに流したってことなんでしょうね。
で、その時に発した言葉とか態度が物議を醸していて、大炎上にまで発展しているって事ですね。
そこからわかったこととして、彼が経営するdiv(ディブ)っていう会社の経営状態が、かなり悪化しているってことです。
で、本人はそれを主にコロナのせいにしているっていうことでした。
ただ周りが言うのは、「コロナとか以前にサービスの質が悪すぎるんだ」っていう声が多数あったりとか、あとは誇大広告ですよね。
転職率99%とか、本当にプロのエンジニアが指導みたいな。
実際は2〜3ヶ月学んだだけの、要は運転初心者みたいな人が実際は現場で指導していたとかって話もあるし、その他もろもろの不手際がほじくり出されているということですね。
あと売上規模が推定だと思うんだけど、良くて20億いくかいかないかくらいの状態で、先を見越して社員を600人も雇い入れてしまっていたとか。
あるいは、完全な隠蔽体質になっているのも指摘されてるし、その他たくさんの憶測が飛び交っている状況で、気持ち的には端から見てても「気の毒だな」という風に思えるんですよね。
面白おかしく取り上げてる人達が YouTube でたくさんいるじゃないですか。
品性を欠いた感じで YouTube のネタにしている人を見ると「わー、大変だなぁ」「気の毒だなぁ」、なんて思うわけですよ。
僕は、まこなりさんは若いし、エネルギッシュだし、これからの起業家だと思うから、個人的には僕は応援しているんですよね。
だけど、今回の件を見ていて「まずいな」って思った部分はあって、整理解雇の報告した社内向けビデオの話なんですけど、これネット調べたら出てくると思うので、それを見てもらえればわかります。
このビデオの冒頭で「経営責任は100%自分にある」としながらも、それ以降の話が結構問題だったんですよね。
「自分に経営責任はあるんだけど、自分は自分の責任の範疇でしか対処できないし、それ以上の責任は取れないし、自分は自分で反省して人生を送るから前に進めていくしかない」と。
「だから、みんなはみんなで人生を前に進めていくしかないだろう」と。
「謝罪して自分が悪者になってみんなの人生がうまく行くんだったら、いくらでも謝罪するんだけど、そうはならないでしょう」と。
「だから、みんな自分の人生は自分で責任もって、自分の責任で前向きに頑張っていこう」的な人生論を解き始めてしまったわけですよね。
あと「会社が昇り調子の時に会社を愛せるのは、それは普通のことなんだ」と。
「窮地に陥った時にこそ、その愛の真価が問われるんじゃないか?」「そこで被害者になっても何も始まらないし、それはどうかと思う」みたいな。
「だから、何が起こったって全て自分の責任だ」「自分の決断に誇りを持てることこそが尊いんだ」、みたいな話をしてるんですよ。
なんか逆ギレともとれる発言と言うか、「え?なぜここで社員が責められてるの?」みたいなそういう話になってきてるんですよね。
あとは、これまでのストーリーというか軌跡を振り返り出して、例えば
「第1章で起業して、でもそれが失敗して、そこから第2章でテックキャンプ立ち上げて、一旦軌道に乗るんだけど、そこから資金が枯渇してしまって敗北。そして、第3章で再びテックキャンプが息を吹き返し、自分自身も YouTube で登録者を伸ばしてっていうのがあって、かなり勢いが乗ってきて、そしてこのまま IPO 果たせると思いきや、コロナが来てまた。ピンチになって、そこから第4章に入っていくわけです。ワクワクしてます」
って言ってるんですよ。
「ワクワクしてます」って言ったんですよ。
整理解雇の報告ですよ。
これを見て、まず彼はポジティブシンキングを履き違えてるのかなと思ったのが一つ。
強がりもあるかもしれないけど、かなり負けず嫌いだと思うんでね。
だけど、少なくとも会社経営においては、僕は会社経営を偉そうに語れる立場じゃないんだけど、分かるのはピンチはチャンスじゃないんですよね。
ピンチはピンチなんですよ。
ピンチになったってことは、自分の経営判断が間違ってたりとか、何か重大な問題があったからそれだけのピンチになってるわけであって、その時点でちゃんとピンチだってことを認めて、正しい止血そして手術をしないと、あっけなく終わってしまうのが会社っていうものじゃないですか。
そこを履き違えてるのかなって思ったのが一つ。
それはいいとして、そういうことを整理解雇の報告会みたいな場所で言ってしまったっていうことなんですよね。
ただ、言いたいことは分かります。
なんとなくわかりますよ。
一応僕も経営者の端くれなんで、彼が言いたいことを彼の心情なんとなく察します、分かります。
でも、経営者と社員は違うんですよね。
何が違うのか?
経営者と社員って、会社が成長することによるメリットって全然違うんですよ。
例えば、会社に売上が上がった。売上が上がれば融資も受けやすくなるし、会社のスケーリングもしやすくなるわけですよね。
で、利益が上がれば、それがそのまま自分の生活水準に直結するは経営者です。
会社の成長そのまま経営者の成長になるんですよ。
でも、社員は違うじゃないですか。
仕事以外にも生きがいがあるし、むしろ仕事以外に楽しみとか生きがいを見いだす人の方が社員さんの中には多いわけですよね。
で、仕事よりも家族が大事だし、会社なんかよりも家族は大事なんですよ。
彼らの多くは安定することが、何よりも安心だったりするんでね。
そういう意味で、会社に人生をかけられるのが経営者です。
だけど、社員はそうじゃないんです。
社員は会社に人生をかけられないんですね。
だから、考え方そのものが違うんですよ。
その社員に向けてあのメッセージは、ちょっと配慮がなさすぎっていうか、わかってなさすぎっていうか、かなりの大失敗だなって思いましたね。
で、あの場での正解は、ただひたすら謝ることですよ。
冒頭自分の経営責任は認めていましたけど、良かったのはそこだけです。
でも、その後も全面的に低姿勢で謝ると。
「今回解雇する社員さんには、自分にできることは全力でやります」「すいませんでした」「残った社員の皆さんは、これから一生懸命やるのでどうぞこれからも支えてほしいです」って言うことを真摯に誠実に訴えかけるって言うことだけなんです。
出来ることはこれだけです。
これだけでいいんですよ。
で、そうやって言われたら、納得いかないかもしれないし、ムカつきは収まらないかもしれないけど、それ以上は責められないじゃないですか。
これだけ週刊誌とかハイエナYouTuber たちにリークが来てるのは、それだけ社員が納得いってなくて、恨みに変わってる証明だと思うんですよ。
だから、今回の件は自分が伝えるべき相手の感情に、配慮できなかった彼の失敗だろうと言うしかないですね。
ってことで、二つの炎上から今回ちょっと話をしていきましたけど、反感を買って敵を作る行為は、「相手の感情への配慮が欠けている」ということですね。
どんなに正論を言っていても、論破しても、結局相手してるのは人間なんだから。
そして、その人間は感情の生き物なんだから、どこまで行ってもベースにあるのは感情なんですね。
そこに配慮ができないってことは、やっぱり反感を買うし敵を作ってしまうってことです。
だから、何でもかんでも理屈でねじ伏せたらいいわけじゃないです。
例えば、家庭も、旦那さんや彼氏が、嫁さんとか彼女に対して理屈っぽく正論を並べ立てて、それで納得させようとしても絶対に納得しないし、状況は良くならないですよね。
悪化するだけですよ。
だから、状況によっては感情で対話した方がいいことだってあるし、どんな場合でも感情を踏まえた上で、訴えかけることが大事になってくるのかなと僕は思っております。
ということで、今日の話は以上。
ではまた。
ありがとうございました。