どうも、Aunこと西祖です。
HQ-MIND始めていきます。
今日は質問に答えて行こうかなと思います。
勝ち組ギヴァーになるには?
こんにちは。リョウマと言います。(ペンネームだと思います)
質問があるのですが答えて頂けると嬉しいです。
少し前のHQ-MINDでギバーについての話がありました。
僕自身他人に助けてもらうことが多々あり、逆に自分が他人を助けたという経験があまりありません。
自分がテイカー(奪う側の人間)かもしれないと不安になりました。そこでギバーになりたいと思ったのですが、自分が他人に何を与えられるのかがわからないのです。
ギバーになるには何を与えることを意識して行動を起こせば良いのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
ということですね。
勝ち組ギバーの話を以前しましたね。
簡単に言うと、この世の中には3種類のタイプの人間がいると。
ギバー(与える側の人間)。そしてマッチャー。これはギブアンドテイクを信条とする人間で、与えたら与えた分だけもらうし、もらったらもらった分だけお返しをすることを信条にしている人間。
最後にテイカーですね。奪うことを信条とした人間がいるということで、一番幸福度が高いのは圧倒的にギバー。次に幸福度が高いのがマッチャーとテイカーで同率ぐらいですね。
なぜ奪う側の人間が幸福度がそこそこあるのかって言うと、本人は悪いと思ってないからです。
本人からすると、それで幸福度が高いってことですね。
で、実は幸福度が低い位置に、もう1つのギバーが存在するという話もしました。
ギバーは2種類いるという話なんですね。
トップギバーとボトムギバーの2種類です。
僕らはトップギバーにならなきゃいけないって話をおそらくしたんじゃないかな。
で、トップギバーの特徴はテイカーには与えない。なんならテイカーとは関わらないということをちゃんとやっているということですね。
長期的に見て、必ず実がなる回収できる種まきをしている。
それは長期的な戦略かもしれないけど、無意識のうちにやっているということ。
で、ボトムギバーは特にテイカーの餌食になりやすい人のことを言います。
だから、ボトムギバーの幸福度は著しく下がってしまうって話をしたと思います。
この方は多分そういう話を聞いて「ギバーになりたいんだけど、自分は助けられてばかりで誰も助けたことがないんだ」「自分はもしかしたらテイカーなんじゃないか?」と不安に思っているんじゃないかと思います。
「だから自分もギバーになりたいんだ」と思ったんでしょう。
その心がけはすごく良いと思います。
だって世の中にはテイカーという意識がありながら、自分の人生にとってマイナスだとも何とも思わずにのうのうと生きてる人間がいるわけですからね。
まあほとんどのテイカーは、自分のことをテイカーだと思ってません。
クレイマーやモンスターペアレントは自分のことを悪いと思ってないし、「私はクレーマーじゃないんだけど」と一言目には言うわけですよね。
そんなもんなんです。テイカーなんて。
だからこの時点でこの人は「テイカーじゃない」と僕は個人的に思いますね。
で、この人は質問の中で「自分が他人に何が与えられるのかが分からないのです」って言ってます。
「ギバーになるには、何を与えることを意識して行動を起こせば良いのでしょうか」っていうことですね。
この人の状況が詳しくわからないので、一概になかなか言えないですが・・・。
例えば、その人が「家族がいて」とか「会社の中である程度の立場にあって」とかそういう詳しい状況がわかれば「じゃあ、こういう行動を心がけたら良いんじゃないんでしょうか」って具体的なアドバイスの1つもできるかもしれないけど、そういう情報が全くないので、正直答えようがないです。
ってことで、答えようがないなりにお答えしたいと思うんですけど、まず「自分が他人を助けたという経験があまりありません」って言ってますが、これは嘘です。
本人は嘘をついてる自覚なんてないのかもしれないけど、これは間違いです。
「助けたこと=与えたこと」になるんであれば、その経験がないのは間違いです。
そんなことないです。
誰だってオギャーって生まれる瞬間があるわけですね。
その時、あなたの母親あるいは、そばにいた父親はどんな気持ちになったでしょうか。
この上ない喜びで満たされたと思いますよ。
それは何かを与えたんじゃないですか?
何か大きな価値を両親に与えたんじゃないでしょうか。
あなたがスクスクと健康に育つことそのものが、両親の喜びだったんじゃないでしょうか。
あなたが笑顔でいて、周りに笑顔を振りまくことが両親あるいはおじいちゃんおばあちゃん、その他あなたと関わりがあった人たちの、何かしらの喜びに貢献していたんじゃないでしょうか?
ということが言えるわけですよね。
と、考えた時に「人に何かを積極的に与えたという経験がありません」・・・これは間違いです。
こういうレベルで考えて欲しいんですよ。
これは別にお茶を濁してるわけじゃないですよ。
「いや、そういう話が聞きたいわけじゃないんだよ」って思わないで聞いて欲しいんだけど、こういうレベルでまず考えて欲しいんですよ。
もしもこの質問者さんが現状「持たざるもの」だったとします。現状経済的にも豊かなわけではないとか。まあ、学生さんとかだったらお金は持ってないわけですからね。
社会的地位があるわけでもないし、自分には何もないなって感じているかもしれないけど、何も持っていなくても人間は与えられるものを持ってるんです。
これは仏様も言ってるんですけど、それは何かって言うと「笑顔・元気」。
主にこの2つです。
特に笑顔ですかね。
元気に声をかけるとか、元気に挨拶をするとかだったら、別に何も持ってなくてもできるでしょう。お金も何もかからないし、労力も何もかからないです。何の面倒もないですよね。
これが実は侮れないぐらい強烈なインパクトを持ったギブなんですよ。
本当に豊かな人とか、本当の意味での成功者とかは、さっき言ったトップギバーと言われる人たち(勝ち組ギヴァー達)はいろんな目標を達成してきて、いろんな夢を叶えてきて、いろんなことを成してきたわけですよね。
その結果、勝ち組になったわけです。
だから与えるものも多いし、大きいわけです。
見た目にも派手だったりするわけですよね。
だけどそういう人たちのベースにあるものは「笑顔と元気」だったりするんですよ。
なぜかというと、何も持ってなくても与えられるものだからです。
そういうものを、とにかく与え続けたんです。それがベースにあるんですよ。
それをベースとして、色々努力していろんなものを手に入れてきたんですね。
笑顔と元気みたいなものが全くなく、「今の成功を手に入れました」「お金も時間も人格すらも持ってます」みたいな人ってあんまりいないんですよ。
例外はあるかもしれないけど、多くの成功者はそうじゃないですよね。
まずはそこからスタートだってことです。
何も持ってないからこそ、そこからスタートしなきゃいけないんです。
そこからだとスタートできるんです。いつからでも。今からでも。
ちなみに、僕がサラリーマン1年目の頃は何も持ってなかったですよ。
持っていたのは、あるのかないのか分からない気合と根性だけです。
「気合と根性はあります」って言った方がウケが良いからっていう理由で、僕は当時「気合と根性だ」と自分に言い聞かせながら、出社していた記憶があります。
一生懸命に肩肘張って、自分を鼓舞しながら、出社してた記憶がありますけど、結局そう言い聞かせて、とにかく自分には笑顔と元気を振りまくしかないと思ってましたね。
それをやって来たんですよ。
仕事は失敗したし、覚えも良くなかったかもしれないし、たくさん叱られたけど、そこに関しては評価されました。
僕の最初の上司が飲み屋の席で言ってた事が凄い印象に残っていて、
「こいつの良いところはどんなに仕事で失敗して、どんなにこっぴどく叱られても、翌日にはケロっとしてる」「そこが何より良いとこだ」
と社長達の前で上司が言ったんですね。
社長はそれを聞いて「あー。それはいいことだ」って言ったんです。みんなも「うんうん」って言ってました。それがめちゃくちゃ印象に残ってるんですよね。
その言葉に結構救われた所があって。「そこが評価されてんのか」って思って、それ以来僕はどんなことがあっても、どんなに落ち込むことがあっても、笑顔と元気はなるべく絶やさないようにしてきました。
極力そこは崩さないように、ちょっとしんどい時でも、しんどい顔はあまりせずに、元気と笑顔を保つように努力してきました。
その結果良いことしかなかったですよ。
そういうもんなんですよね。
だから笑顔と元気って聞いて「なんだそんな事」って思った瞬間それはもう負け組です。こんな大事なことを軽んじるような奴は、成功する資格なんてないと僕は切り捨ててもいいぐらいだと思ってます。
そういえば、最近Uber Eatsの回でこの話をしましたね。過去回をたどってみてください。その話と合わせて聞くと、この話の重みがわかるんじゃないかなと思います。
ちょっと音声も長くなってるんで、もう終わりにしたいと思うんですけど、与えるものがないって思うんだったらまずは「笑顔と元気」。
これを誰よりも、プロ意識を持って振りまくようにしてください。
プロ意識を持つぐらいの気持ちでやったら、絶対にすぐに目に見えて変化があるはずです。
断言します。
その結果をよかったら僕に報告下さい。
ということで今日は以上です。
ではまた。
ありがとうございました。