どうも、Aunこと西祖です。
1.放置すると致命傷「感覚的なズレ」
前回、
「骨のズレを治したら体と心の不調が消えた」
という話をしました。
骨の歪み・ズレを矯正した事によって、憑き物が取れたかのように体が軽くなり、1年以上続いていたスランプ(のようなもの)から脱することができたのだ、と。
それで、「ズレ」というワードで別に思うところがあったので、今日はその話をさせてください。
“骨のズレ”は肉体的なズレですが、
今回お伝えしたいのは、
“精神的なズレ”というか、
“感覚的なズレ”というか。
とにかくとても大事な話になりますし、ここで話す「ズレ」は、姿形は違えど誰にでもあるものです。
わかるように説明するために、事例として誰か代表者を立てて話したいと思いますが、丁度いい男が身近にいます。
何を隠そうウチの社員(パートナー)です。
JUNじゃないです。
実はもう1人おりまして、数ヶ月前からうちの仕事をやってもらっています。
TOMO(トモ)といいます。
会ったらわかるのですが、爽やかイケメンで、清潔感にあふれ、人当たりも良い。
誰からも第一印象でマルを貰えてしまう、そんな男です。
みんなに紹介したいと思えるイイ奴です。
まだ若いので荒削りなところは目立ちますが、僕はポテンシャルを感じているし、とても期待しているのです。
・・・なんだけどさ。
「なんでそーゆーことやっちゃうかな?」
と思ってしまうような行動が目立つわけ。
「それやってなんの得があんの?誰得?」
「どう考えてもマイナスしかないよね?」
「てか、明らかに自分の首絞めてるよね?」
「すーぐしっぺ返し来るのわかるよね?」
こういうことの連続です。
一つだけ例を挙げると、
「業務開始前と終了後には必ず
業務連絡および報告を行う」
という取り決めを、彼とは交わしています。
しかしある時、数日間、業務報告がなかったのです。
なぜだろうと思いつつも様子を見ていましたが、数日後ツッコミを入れると、
「慣れない仕事で業務が思うように進んでおらず、
報告内容の薄さに気が引けてしまい、怠ってしまった」
との返事でした。
うちの会社は彼を入れて3人体制です。
何十人も何百人もいるような会社と違い全部筒抜けなので、義務である業務を「しれっ」と回避するなんて不可能です。
また、JUNは僕の地元福岡から遠く離れた東京で勝手に仕事してくれていますが、
TOMOに関しては、福岡居住ですし、なんなら僕のマンションのラウンジがメインの職場であり、そこには僕も顔を出します。
いつ「直接の」ツッコミを食らうのかわからない、そんなドキドキハラハラしながらする仕事なんて楽しいんでしょうか?
TOMOよ、君はマゾなのかい?
・・・とまあ、一例ではありますが、こういう話です。
確かに、慣れない環境の中、慣れない仕事を覚える、というのはストレスなんでしょう。
プレッシャーもあるんでしょう。
それにしても、です。
彼の「やらかし」には合理性が全くなく、僕としては非常に理解に苦しむ。
そして、本人もそれはわかってる。
重々理解してる。
理解してるんだけど、何らかの条件が揃うと、やらかしてしまう。
僕はそれを、ある種の「ズレ」だと結論付けました。
さて、TOMOの話はここで終わりです。
ここからは、自分事として聞いてください。
客観的にみると明らかに非合理的な行為。
非合理的だろうが何が得があれば、理解のしようもあるが、得がないどころか、ダイレクトに自分の首を絞めるような行為。
と同時に、周りの関係する人々に迷惑をかけたり、不快な思いをさせたり、傷つけてしまったり、ということにも繋がってくる。
これは、僕の小学4年生の息子にでも理解できるレベルの話です。
なのにそれをやってしまう。
もう完全に周囲の感覚とズレてる、としか言いようがないわけでです。
一番の問題は、
「他と比べてだいぶズレてる」
という認識が本人にない、ということだと思います。
「よくない癖」くらいには思っているのかもしれません。
が、「ズレてる」なんて発想ないし、それが自分の首を締めたり、人に迷惑かけたり、不快な思いさせたり、傷つけたりしてるなんて、考えもしない。
ちょっとはわかってるのかも知らんが、それが一般的な感覚とだいぶズレていて、多くの人はそんなこと絶対にやらない、なんてとこまでは考えない。
いわば、たかをくくってる状態。
改善しようとも思わないし、その必要性すら感じていない。
だから、ずっと野放しにしてる。
言い方を変えると、それをやる自分を許している状態。
そう。
許している「何か」があるわけです。
これまでの人生のどこかで、何かをキッカケにして、あるいは身を置いた環境によりそういう感覚的なズレが生じてしまった。
別の言い方をすると、そういうズレた感覚を持ってしまった。
また、そのズレは多くの場合、
“自己防衛のための術”
になっている、というのが僕の分析です。
過去、何か辛いことや苦しいことなどといった乗り越えるべき問題が浮上した。
そこで問題解決に貢献してくれたのが、例えばAという方法や考え方だった。
Aという手段で成功体験を得たものだから、問題を解決して以降もそれを手放すことなく、様々な場面でそれを発動するようになり、いつしかそれが自分の中の処世術となった。
しかしそれは、ある特定な時期、特殊な場面においてのみ有効な手段であって、そうでない場面で発動するとマイナスの状況を招いてしまう。
人に迷惑をかけたり、不快にさせたり、傷つけたり、自分自身の首を締めたり、と。
例えば、よく嘘をついたり、必要以上に盛ったりする癖を持つ人をよく見ます。
そういう人は基本誰にでも嘘に嘘を重ねていて、その記憶やバランスの帳尻合わせでいつも大変そうにしているように、傍から見ているとそう見えます。
客観的にみると、「なんでそんな嘘をつくんだろう?」と思うようなことなのだけれど、
その人にとってはおそらく、それが心地良く生きていくための手段・処世術になってしまっているわけです。
おそらく、過去のどこかの場面で、嘘をつくことで問題を解決した、という成功体験を経て、それから何度も同じような場面で成功体験を積んできたのかもしれません。
だから、その人にとって嘘をつくことは、良いとは思っていないが別段悪いことでもなく、だから、自分の中では否定し難いものだったりする。
だけど、他人の感覚と照らし合わせてみると、完全にズレてるというわけです。
嘘については誰でも身近な行為なので、そういう癖を持つ人は比較的多いと思います。
僕は、嘘をつかないとは言いませんが、嘘を研究した結果、バレずにやりすごし続けるのは実は相当難しく、
「意味のある」嘘というのは、自分が知らないだけで大抵はバレてしまっているということを知っているので、嘘は極力避けるようにしています。(隠し事はしますが。笑)
ともあれ。
こういう風な、”感覚的な周囲とのズレ”というものをみんな多少なりとも持っていて、
それが、人間関係で表面化しづらい大して問題のないズレなのか、あるいは人間関係を壊すレベルで問題の大きなズレなのか、という、主にこの2つの違いに分けられます。
僕でいう「忘れ物」や「物忘れ」、そして「遅刻癖」というのは、間違いなく感覚的なズレです。
今では、「ズレの自覚」により、割と改善しましたし、遅刻癖に至っては、昔かなり痛い目をみたので、だいぶ改善した方です。
だけど、昔はそこにそれほど問題意識を持っていませんでした。
ズレてるなんて発想自体ありませんでした。
大したことない(と思ってる)ズレがこんなにも人に迷惑をかけたり、不快な思いをさせてしまったり、傷つけてしまったりすることに繋がるなんて。
こんなにも自分の首を絞めてしまうなんて、と。
そんな自覚も実感も気付くまではありませんでした。
これをもっと言及していくと、ズレは、目標達成や自己実現の、大きな足枷になっています。
夢や目標、願望というのは、ある種の自分の理想像。
自分はそこに辿り着きたい。
理想の現実を手に入れたい。
しかし、大事な局面でズレが足を引っ張ってしまう。
自分では、ズレに足を引っ張られているという感覚はありません。
だから気づけない。
2.存在しないクレーマーにビビる人&サイコパス男
例えばこういう人がいます。
僕が情報コンテンツビジネス(ICB)を直接教えている人は何人かいますが、その中のBさんは、昔からICBの可能性に憧れを抱き続けていました。
にも関わらず、何年もの間、積極的に取り組もうとはせず、なぜかICBとは異なるネット関係のビジネスに細々取り組んでいました。
理由は、ユーザー(メルマガ読者、購入者)からの評価を気にしすぎてしまう、という性格によるものです。
まだ来てもいないクレームや、書かれてもいないネットの批判等をやる前からだいぶ気にしていて、ICBで結果を出すために必要な作業に100%の力を注げないのです。
実際にアンチを生み出し、
攻撃を受けている情報発信者の姿、、
自分自身が受けたサービスやコンテンツクオリティの満足度が低かった時の、提供側である情報発信者に対する気持ち、、
自分が見聞きしたことや、経験したことを踏まえ、それがブロックとなり
ちょっと手を出しては引っ込め、またちょっと手を出しては引っ込め、ということを繰り返していました。
気持ちはわかりますが、だからと言って僕にとってそれは、行動にブレーキをかける理由にはなり得ません。
このビジネスをある程度経験した人ならわかると思いますが、どんなに気をつけていても、多少のクレームや批判の声は避けられません。
ミスは誰にでもあるし、経験不足や未熟さによりコンテンツがユーザーの求める質に届かないということも最初はあります。
また、コンテンツの満足度は、受け取る人によって全く変わってくるものです。
どんなに良いものを届ける努力をしていても、長くやっていれば、関わる人が多くなってくれば、クレーマー的なしょーもない人種との遭遇も避けられません。
けれども、正しい思いで活動を続けるのであれば、それによって救われる人は大勢いるし、その対価として、お金や成長が手に入ります。
お金や成長が手に入れば、より多くの人の救いになる活動にさらに力を注ぐことができる。
豊かになっていく。
その豊かさが、Bさんにとっての、このビジネスに憧れる人々にとっての、理想なのだと思います。
自分が経験したからわかるのではなく、経験する前からそれを想像していたし、僕にとっては想像だけで十分でした。
少なくともこのビジネスで成功している知人友人はみんなそうです。
そんな僕に言わせれば、Bさんの「恐れ」はズレ以外のなんでもないわけです。
・・・
ついでにもう一つ事例を。
こういう男がいました。
一言でいうと、「いいやつ」です。
明るく、素直で、爽やか。
向上心があり、仕事や好きなことに対してひたむきに取り組む姿勢は、誰がみても好感が持てます。
しかし、彼には裏の顔がありました。
人を欺き、裏切りを繰り返す、という顔です。
普段は「いいやつ」なんです。
でもいざとなった時、自分さえよければ、自分さえ助かればいい。
その結果、他人はどうなろうと知ったことではない。
それがたとえ、近しく親しい人だろうと、お世話になった恩人だろうと。
それでどう思われようが構わないし、あまり気にしない。
それほど心も痛まない。
こんな冷徹な顔を持った人間だったのでした。
僕はそれを現場の最前線で目撃してしまった。
衝撃でした。
軽蔑しました。
こんな人間を弟分だと思って長い間可愛がっていた自分がとても恥ずかしくなり、自己嫌悪に陥りました。
しかし当の本人は、それに対して罪悪感も、自己嫌悪感もありません。
驚くべきことに、自分は悪いと思っていないのです。
「悪い癖が出ちゃったな」
せいぜいこの程度の感覚なんでしょう。
世間一般の感覚からは完全にズレているわけです。
この場合、ズレというよりは、もう完全にダークサイド。
心の闇です。
だけど、それに対して深刻になれない。
なぜなら、先述したように、彼にとってそれは、
“自己防衛のための術”
でもあるからです。
過去のある時期において、このサイコパス的な感覚が、その時の問題解決に貢献してくれた。
だから、ズレだなんて思えない。
そういう感覚を持てないのです。
しかし、本人も馬鹿ではないので、それが世間に受け入れられるとは思っていません。
そういう性格は極力出さず、普段は押さえ込んでおくべきだと、本人は考えています。
そこで、全く異なる別の顔を立てるわけです。
真面目で素直。
人当たりの良い、お調子者の可愛いがられキャラでもって相手の懐に飛び込んでいき、信用を得て、そこで上手く立ち回る。
いわば、彼にとっての処世術です。
しかし、相手との関係が深くなればなるほど、段々とボロが出てくるもので、何かをキッカケにしてそれは表面化し、結果的に相手を欺き裏切る。
これを人生の中でずっと繰り返しているのです。
そんな、どうしようもない人間、救いようのない不幸なズレを持った人間もいるという話です。
・・・
3.「骨のズレ」でわかった秘密
骨の歪みやズレが、体の不調だけでなく、心の不調にも繋がっていた。
というのは前回した話です。
骨のズレというのは、少しずつの蓄積でして、
気づくと、思うような体の動きができなくなってしまっているとか、したい動きに対して逆らうような動きを自然としてしまっているとか、そういうことに繋がってきます。
そして、体と心は連動しているので、体が思うように動かないと、気持ちも思うようについていかない。
結果、仕事やトレーニングで思うようなパフォーマンスが発揮できず、それもストレスとして蓄積されて行った、と。
今回話した「感覚のズレ」というのも同じです。
最初は小さなキッカケだったかもしれないけれど、それによって一つか二つか、世間とはズレた感覚を持ってしまった。
そのズレが少しずつ集積・増大していくことで、人生をマイナスの意味で激変させてしまうほどのインパクトを生んでしまう。
良い人間関係を作りたいのに自ら壊してしまう。
お金を稼ぎたいのに、自ら行動にブレーキをかけてしまう。
モテたいのに、女性を遠ざけるような真似をしてしまう。
かなり大事なことを言いますが、
夢や目標を達成するための道筋や設計図というのは、「感覚のズレ」がないことが前提の作りになっています。
例えば、
「お金を稼ぐためにビジネスの構築を頑張る」
この道筋の中に、
「仕事から帰ったらまずYoutubeをみる」
という行為は含まれませんし、
「仕事や家族サービスが忙しいから
作業は後回しでも仕方ない」
という発想も含まれません。
「女性にモテるために男磨きを頑張る」
この道筋の中に、
「ファッションは疎いしもう歳だから、適当でいいか」
なんて発想は含まれないし、
「最初のデートで行く店だけど、
予約はおろか店選びすら行き当たりばったりでOK」
や
「可愛い子にだけ優しく、
ブスや関係のない店員には冷たく横柄でよし」
もあり得ません。
これら全て、それぞれの分野で成功している人からすると、
「完全にズレてる」
わけですが、その自覚があれば苦労はないわけで。
4.人生を豊かにするズレ
というものもあります。
莫大な金額を稼いでいる人、例えば孫正義さんなんかは、世間一般の常識とズレてる部分があるからこそ、あれだけの結果を残せるわけです。
「お金は汚くないし悪くない。
全て使う側の問題。
稼いだ方がいいに決まっている。」
世間の感覚とはズレていますよね?
でもこういう人しかお金は稼げません。
女性にモテる男も、毒にも薬にもならないような普通の男とはかなりズレた感覚を持っていたりします。
当然、悪いことをやるのは論外だし、人としてのモラルやルールを守るのは最低限のマナーですが、
それを踏まえた上で、「人生を豊かにするズレもある」ということは理解しておくべきでしょう。
でないと、
「常識的な人間だけど、
特にこれといった成功もしていない」
みたいなことになってきますので。
このような、
人生を豊かにしてくれる感覚のズレを僕は
“常識の上の非常識”
という成功法則として表現していたりしますが、とにかく、早急に負のズレに気づき、自覚し、積極的に矯正していくこと。
これが多くの人にとっての課題であり、成功のスタートラインだと思います。
では、話は以上。
ありがとうございました。
#230『不幸になっていく恐怖の”ズレ”』