どうも、Aunこと西祖です。
今日は息子のハルトのことについて、感じたことがあるので今日はその話をします。
息子のハルトはなかなか難しい子で学校に行けなかったりとか、得意なことと苦手なことの差が激しい子だったりするんですね。
それで苦手なことが最近わかるようになってきました。
挨拶なんですけど「こんにちは」とか「おはようございます」ですね。例えば、うちはマンションに住んでるんですけどエレベーターで色んな人とすれ違ったりします。
でエレベーターを先に降りる人は大抵「失礼します」って言って出て行くんですけど、それを受けて乗ってる僕らも「失礼します」「お疲れ様です」と声がけします。
結構礼儀正しい子が多くて、本当に小さな子供であっても「失礼します」っていってエレベーター降りていくんですよ。
それをいつも目の当たりにするんですけど、ハルトはできないんですね。ちょっと鎌をかけたりするんですよ「ほら偉いな、お前もチャレンジしてみたら?」っていうんだけど、変な顔して誤魔化したりとかね。照れ隠しじゃないけど昔からなかなかそういうことができなかったりします。
マンションの住人とすれ違っても「おはようございます」「こんにちは」もなかなか言えないんですね。僕が「ほら挨拶は?」っていうとかなり照れながら「こんにちは」っていうけど、それが聞こえるような声ではなかったり。
それで挨拶が苦手っていうのがあって。
もう一つ苦手なことがありまして、作文系です。思ったことや考えたことをそのまま文章にするみたいなことがすごく苦手。
最近あったのが作文の授業がイヤで行きたくないって言ったりしたこととかがあって。作文に関しては前にもシェアしたんですけど、見てくれた人にならわかると思いますが結構面白い文章書くんですよ、親バカかもしれないけどね。
だけど本人に苦手意識っていうものがあって、僕が「他の子の文章より面白いぞ。ちゃんとオチもあるし、お父さんはハルトの文章好きだぞ。みんなも好きって言ってるぞ。」っていうようなことを言っても、本人はそれをどこかで煽てられてるじゃないけど、周りが褒めてるなんて思えないっていう風に思っていたりと少し難しいんですね。
最近あったのがフリースクールでフリーマーケットのイベントがあったんですね。
G A Pって洋服のブランドがあるんですけどそことコラボしてG A Pの商品をフリースクールの中に店を作ってそこに商品を並べて多くの人たちが来て、生徒たちはそこでスタッフとして接客したりマネキンを組み立てたりマネキンに服を着せたりとか色んなことするんですけど、僕も様子を見に行きました。
するとハルトはいつも通り楽しそうにやっていました。(フリースクールではいつも楽しそうにやっています)
っで僕も何着か買って家に戻ったんですね。
すると、昼過ぎくらいのタイミングでスクールから電話がありまして何だろうと思い電話に出てみると「お父さん、ハルト君が今ちょっと状態があまりよくなくて出来ればお迎えきて欲しいんですよ」ということでした。
「そうですか、わかりました。っで何があったんですか?」って聞いたら、フリーマーケットの感想みたいなものをみんなで出し合ってメッセージカードにそれを書くという最後のワークをやりましたと。
その時人数が多かったもんだから先生も目が行き届かなかったっていうことで、ハルトがずっと書けずにどんどん周りが書き終えて自分だけ書き終えずにいる。
時間だけが刻一刻と過ぎていく中で、プレッシャーと焦りと恐怖があり感極まって泣き出してしまった。それで一旦感情が溢れてしまうと制御が不可能になってしまうのでもう帰りたいもう全てがイヤだってことになってしまった。
もうギャン泣きをしてしまっているというような状況。それで迎えに行って、落ち着かせて一緒に帰ったみたいなことがありました。
そういうわけで苦手なことは「挨拶」「作文」これがメインです。
他にも苦手なことはあります。人見知りとかね、恥ずかしいっていう気持ち。
羞恥心が結構大きい子なんですよ。
それは表情見ればわかりますね。
自分の中で羞恥心との葛藤がいつもあるみたいで、本人なりに苦しんでるのかななんて漠然と思っています。
そんな中でもうすぐクリスマスということでプレゼントは何がいいかという話をしていて(うちはサンタなんていないということはカミングアウト済みなのでそういう打ち合わせは堂々とします。笑)ハルトがなんて言ったかっていうと、
「じゃあ賢さの種とハルに全フリしてほしい」
って言ったんですよ。
これ何かっていうと、ゲームのドラゴンクエストのアイテムでそういうのがあります。賢さっていうのはそのゲーム内のステータスの一つなんですが、賢さの種を使うと賢さの値が上がるんですね。
大抵の人はその種を主人公に使うんですけど、それを全フリっていいます。自分にそれを自分にそうして欲しいと。笑
何でって聞いたら恥ずかしそうにしてるんですよね。
ちょっと冗談っぽくもあるし、でも表情を見ると半分本気で言っているような感じもあります(もちろん賢さの種なんてこの世にはないってことはわかっています)。冗談を交えて言っているんですが、ただ本当に存在するなら、あれば欲しいというのが滲み出ていました。
続けて僕が「賢さの種だけでいいの?」って聞いたら
「じゃあ勇気の種も」
ってボソッと言ったんですね。ちなみにドラクエに勇気の種なんてアイテム僕が知る限りないんですけど、ただハルトの中で勇気の種というアイテムを作ってそれが欲しいと冗談交じりでいうんだけど、表情見るとあればいいなと本気の表情も伺えるわけです。
これなにかっていうと、ハルトの問題意識がはっきりとわかりました。
これまで苦手な「挨拶」「作文」を避け続けてきたんですね。まあ恥ずかしいのかなとか苦手なんだろうなとか漠然としか思っていなかったんだけど、ハルトの問題意識としては自分は賢さが足りないから作文が書けないんだというように思っていたみたいです。
もっと賢くなればみんなと同じように自分も作文をスラスラ書けるようになるはずだって思っているということがわかりました。
そして自分は勇気がたりないから挨拶ができない、積極的に挨拶をすることができない。
人よりも不安や恐怖を感じることが多いのはそれは勇気が足りないからなんだ、と思っているということが最近わかりました。
それがそのやりとりの中ですごく伝わって、やっぱり冗談みたいに言ってはいるんだけど表情を見るとそれが本気だって言うことが分かったんですよね。
それを見て「ああ、なるほどな」と、そんなふうに考えていたんだと思い健気だなって思ったし、ハルトなりに考えて自己分析して問題意識を持って、まあでも恥ずかしいから言えなくて・・・と考えていたらちょっと涙出てきそうになっちゃって。
本当わかることが出てきてよかったなって思いました。
どこかの音声でも言ったんですけど、ちゃんとしたくないからそれに逆らってちゃんとしないっていうわけじゃなくって。
挨拶もしたくないからしないよという態度ではないんですね。
できるものならちゃんとしたいんですよ、本人は。作文だって書きたくないから絶対に書かないという態度ではなくって、書けるものならちゃんと書きたい、ちゃんとできるようになりたいという気持ちですよね。
これって結構、発達障害系の性格。僕もそっちの気があるのでわかるんですけど、基本真面目なんですよねそういう子って。ちゃんとしたいんですよ本人は。
だから問題意識もちゃんとあるんですね。っでハルトの場合はそれが賢さが足りないから書けないんだ、勇気が足りないから挨拶ができないんだっていうような問題意識だったわけです。
ただ普段はそういう態度は見せないですね。むしろ「へへんっ」ていう悪態を突くようなスタイルを持っているので、こっちもよく感情がわからないで叱っちゃったりするんだけど、その場面で叱るっていうのは本人を追い詰める行為だったのかななんて反省したりもします。
それを受けて僕が思ったのが、ちゃんと伝えたいって思ったんですね。
そんなことないんだよ、賢くないから賢さが足りないからハルトは作文が書けないんではなくって、勇気が足りないから勇気がないから、ヘタレだから挨拶ができないんじゃなくって。そうじゃないんだよって僕は伝えたいなって思うんですよ。
恥ずかしいとか自信がないとか色んな気持ちのブロックはあるかもしれないけど、そうじゃないんだと。
挨拶がきちんと出来るっていうのはとても素晴らしいことだし、それが出来るというのは評価されるべきことだし、かっこいいことだし、褒められるべきことなんだよってことを僕は伝えたいんですよね。
作文が書けないというのも賢くないからじゃない、頭が悪いからじゃなくって、人の評価を気にしてしまうからこそ下手なものが書けないっていうブロックなんですよ、僕もそうだったからよくわかるんですけどね。
実際書けば面白いものが書ける、書けてるわけです。でも実際そこに自信が持てないんですね。「お前は決して賢くないからではないんだよ、とっても頭がいい子なんだよ」ここ親バカ入ってるんだけど、僕はそれを伝えたいなって思ったんです。
でも言葉であーだよこーだよって伝えたとしても、それは響かないんですよ。いくら言っても、言い過ぎても本人はこう言います「分かってる。分かってるけど出来ないんだ」ってこの間言ったんですよね。
なるほどって思って、じゃあどうすればいいのかって考えたときにこれはもう背中を見せるしかないっていう結論に行き着くわけですね
。一番近くにいる父親が彼の最前線でうまくやっている姿、きちんと挨拶をして堂々としている姿、それで成功している姿、その背中っていうのを見せ続けるしかないのかなって思いました。
口で言いたくなるんですね、口で言えば簡単だし、すぐにその場で分かってもらえるっていう感覚もあるしね。でもそうじゃない場合が多い。
特に子供相手なら口で言ってもわからない。背中で見せるしかないということで僕がまだまだ近くにいなくてはいけないとも思ったし、そういう環境を積極的に用意してあげないといけないなとも思ったし、それが僕の仕事かなと思いました。
そんなことを思いながら考えたんですけど、別にハルトに限った話ではないと思うんですよ。僕はこの仕事をしてもう長いので色んな人の相談を受けたり、色んな人を見てきています。っで、こうなりたいんですっていう人がいてそれを達成するにはこれをやったらいいですよというアドバイスをします。
知識を提供します。
わかりましたっていうんです。だけどそれが出来ないんですね。
それが出来ないのは自分に能力が足りないから、資質がないから、センスがないからってその人は思っちゃうんです。いや、そうじゃなくって考え方の問題ですよ、やり方の問題ですよってことを伝える。
いくら伝えてもその人は大人だから「そうですか、わかりました」っていうんですね。だけどそれを信じていないんですね。能力が足りないからだっていう思い込みが取れてないっていうことがあったりするんですね。
そういう時にいくら口で言っても、ケツ叩こうとしてもなかなか進まないんですね。っでやりすぎると離れていっちゃうし逃げていっちゃうんですね。
そういう人たちに僕が本当にやるべきことはなにかって考えた時に、背中を押す、背中を見せ続けるような環境を提供することが一番なのかなっていう結論に行き着くんですよ。
ベストは僕と生活を共にすることです。
僕の近くに常にいるっていうのがベストだと思います、その人にとってはね。
でもそれは現実的にできないから何かしらオンラインとかを通じて企画を通じてそれをやろうとするんだけど、それがなかなか難しい。
それでここでこういう話に繋げるのはどうなのかなと思いつつ、
来年オンラインサロンを開催する予定です。
その中では僕自信が抱えていた問題意識、僕自身の背中を見せてあげられる環境の場を作れるかな、実現できるかなということを大いに期待しています。
前回骨のズレの話だったり、感覚のズレっていう話をしたんですけど、ズレってすぐに矯正出来るようなものじゃないですよね。
骨のズレだってそうですけど、僕はトータル3回くらい行きましたけど行くたびに調子が良くなってきます。だけど完璧には治ってないわけですよ。
整体の先生ももう少しかかりますっていうことを言ってるし、僕は気長に通い続けるつもりでいるわけです。そうやってちょっとずつズレを直すというか、ズレてしまう癖を直していくっていうそういうプロセスだというふうに思っています。
それは感覚っていうのも一緒で、一言二言アドバイスを受けたからといって、一つ二つ失敗したからといって、一回二回痛い目を見たからといって治るようなものじゃないんですよね。
だからそれはある程度ズレてしまう癖があるはずですから、癖を治すような環境に居続けるということが一番だと思うし、それしかないなというふうにも思います。
ということで来年のオンラインサロン大いに期待していてください。という最後は宣伝みたくなりましたが今日はここで失礼します。
ありがとうございました。
#231『賢さの種が欲しい。あと勇気の種も。』