どうも、Aunこと西祖です。
今日は「優先順位を意識しよう」という話をします。
これは、夢や目標を達成するために日々やるべきことについて、もう既に理解している人に、特に聞いてほしい話です。
仕事が忙しいとか、家事に追われている、または、子育てが忙しい。
そういった理由から、さあやろうと思ったときにはもうヘトヘトで、夢や目標のためにやるべきことへ着手するためのエネルギーがない。
だからモチベーションが続かない。
こういうような状況はよく陥るものです。
僕はそれを永遠の問題だと捉えていますが、原因は時間がないことでも余裕がないことでもエネルギーが枯渇していることでもありません。
「優先順位が間違っている」ということが問題だと思っています。
僕らは、夢や目標のため、なにかしらを常に意識しながら毎日生きています。
しかし、仕事が忙しい、もう着手するためのエネルギーがない、今日も何もできなかった、そんな理由で落ち込んでしまう。
なぜ落ち込んでしまうか?
それは自分が夢や目標を達成したいからですよね。
そんなものがなければ、最初から後悔なんてしませんし、自己嫌悪に陥ったりなんてしません。
ただ、原因は一つです。
「優先順位が低い」こと。
夢や目標に対し取り組むことの「優先順位が高い」、その状況がどういうことかというと、「常にマインドシェアの大半を占めている」という状況を指します。
一番時間を使っているから優先順位が高い、という意味ではありません。
そういうふうに無意識に勘違いしてしまっている人は多いです。
しかし、そういうことではありません。
例えば、日々を忙しく過ごしている人の中で、働いている人は一日に仕事をしている時間がもっとも長いわけです。
でも、だからといって人生の中で仕事が一番優先順位が高いか、というとそこはイコールではありません。
別に仕事を行う上で、仕事をもっとも高い優先順位に持ってくる必要はありませんし、なにか他に夢や目標があるのであれば、仕事の優先順位を高くすべきではないと思っています。
要は、あなたの頭の中を占めているものが何か、という話です。
仕事が占めているのか、家事が占めているのか、遊びが占めているのか、それとも夢や目標が占めているのか。
マインドシェアにおいて常に夢や目標が大半を占めていることによって、その結果何が起きるのかというと、仕事中だろうが家事をしている最中だろうが遊んでいる最中だろうが、そのことが頭から離れない。
そういう状況になります。
隙間時間ができたら、すぐに頭の中で考えていること、そしてそれに関する情報へアクセスしてしまいます。
マインドシェアが夢や目標に関することで占められている状況下では、夢や目標を叶えるための作業をしている時間と、本業など他の仕事をしている時間を常に比べることになります。
自分にとって有意義なのはどちらなのか、将来に貢献するのはどちらの作業なのか、常に比較している時点で、自分の中で答えは出ているということです。
自分の中で、夢や目標に関する作業の方が有意義だと、常に答えが出ているということ。
だから結果的に、それを優先します。
つまり、意識の最適化が行われているということですよね。
覚えておいてもらいたいのは、優先順位がもっとも高いことに対して、我々の意識は常に最適化されるということです。
「時間がないからできない」という発想にはなりません。
最適化されると、「どうやって時間を作ろうか」という意識に変わります。
そうなれば、無駄な時間や優先順位の低いことに費やしている時間を、自分の中で徹底的に排除するようになります。
しかも無意識的に、自然に。
僕が今目標にしていることは、筋トレです。
僕の中で筋トレは今、かなり「優先順位が高い」ものになっています。
比べるものではないかもしれませんが、僕の中では、こうしてコンテンツを作っている時間と同じか、場合によってはもしかするとそれ以上に「優先順位が高い」状態になっています。
忙しいときももちろんありますが、時間がないからできない、というふうには思いません。
どうにかして肉体改造や体づくりをしてやるぞ、という発想になるんです。
スケジュール上、時間を調整しても誰の迷惑にもならないなら、この仕事はずらして時間を作って、あいた時間にジムに行こう。
そういう発想に変化します。
意識が切り替わるから、最適化されているから、できることです。
もし自分が漫画を読んでいたり、スマホのゲームをしていたり、そういう時間を作っていたとして、それをただ何も考えずにやり続けるのと、やりながらこっそり「この時間を使って筋トレしている方が絶対有意義なのになあ」と考えながらやっているのとでは、違いますよね。
「優先順位が高い」状態になるというのは、こうなってくることを指します。
では、その「優先順位を高い」状態にするためには、どうすればいいか。
僕がよく話しているのは、「メリットとデメリットをきちんと理解する」ということです。
この目標に対して頑張って、達成して、手に入れた未来の自分の姿を思い浮かべてみてください。
その未来の自分は、どんな毎日を送っているでしょうか。
どんな人たちが周りにいて、その人たちはどんな顔をしていますか。
収入はどれくらいで、どういうところに住んでいますか。
そういう、未来の自分の姿を思い浮かべること。
そして、目標を達成できなかったときの、自分の姿を想像してみてください。
夢や目標を全て諦め、何もかもを辞めたあとの未来の自分の姿です。
どんな姿でしょうか。
今のこの延長線上に生きているのか、それよりもっとひどい状況になっているのか、そういうイメージを現実的に、リアルに、強烈に自分の中で理解して、胸に落とし込んでみてください。
僕の場合は、何度も何度もそういう想像をして、そのイメージを脳裏に焼き付けました。
毎日、暇さえあれば未来の自分の姿をイメージしていました。
達成した自分の姿と、諦めたあとの自分の姿。
それを僕は毎日イメージしていました。
それができない人は、紙に書いてみてください。
紙に書いて、見える場所に設置しておきましょう。
紙に書くだけでも効果はあります。
手と脳は連動しているので、書いたものは全て脳に直接アクセスしてくれます。
だから、書くだけでも意識するという効果がありますし、書いたものを目に見える場所へ設置することは非常に効果的です。
それを行った上で、重要なのはそれに「ハマる」ということです。
どこかのメルマガなどで書いた気がしますが、「ハマる」ということも非常に重要です。
例えばさっき僕はスマホのゲームを例に出しましたが、実は最近僕もスマホのゲームを始めたんです。
あれほど「僕はゲームはしません」と言っていたような僕が、です。
もちろんゲームは好きですよ。
ですが、ゲームをしている時間が結果を生み出すことはない。
だからやらない方がいい。
そういうふうに考えています。
でも、今の僕はゲームに「ハマって」しまっている。
僕が子供の頃から大好きだった「聖闘士星矢」というアニメのゲームが今、スマホで出ていて、よく遊んでいるんです。
隙間時間があるとすぐに自然とアクセスしてしまっていて、自分の中で今とてもアツいものになっています。
それはつまりマインドシェアを奪われている状態、ということになりますよね。
やはりゲームの中で獲得したキャラクターを育てていきたいですし、もっと強いキャラクターや自分の好きな憧れのキャラクターを手に入れたくなります。
オンラインゲームなので、僕と同じようにいろんな人がやっていますから、その人たちに勝ちたいと思うと、そのために強いキャラクターを育てなければならない、そういう状況において、かなりの割合でマインドシェアが奪われています。
ゲームの怖いところは、メリットがあまりないとわかっているのに、抗えなくなってしまうところでしょうね。
このゲームをやっていたからといって、では一体十年後の自分にどんなメリットがあるか、そんなことを考えても仕方ないことはわかっています。
ゲームをやっている時間があれば、こうやってコンテンツを作っている方が十年後の自分に貢献するに決まっているんです。
だから、自分の中での正解は「こんなゲームはとっとと辞めて、コンテンツ制作の仕事をする」です。
あるいは、「子供と過ごすこと」です。
でも、つい遊んでしまうんですよ。
デメリットの方がむしろ大きいと感じているのに、ゲームから離れることが難しい状態になっています。
あと三十分だけと決めて遊ぼうとか、そういうふうに思ってしまうわけです。
それが「ハマっている」ということです。
やはりゲームは怖いなと思いました。
なので、ある程度までやってあとはさっぱり辞めようと思っています。
話を元に戻しますが、夢や目標を達成することについては、今例に挙げたゲームのように、やっていて面白いことばかりじゃない、ということもお伝えしておきます。
収入アップしたいとか、ビジネスで成功したいとか、彼女を作りたいとか、目標は何でもいいんですが、そのためにやらなければいけないことなんて、楽しくない作業の方が多いですよね。
そういった目標に対してどうやって「ハマる」のか、ということについて、やはりこれも先ほど同様に、「メリット・デメリットに対する理解」これが必要不可欠なように思います。
二十代の後半くらいの子たちは今、人生の転機に直面していると思います。
僕もそうだったので、そのときに「メリット・デメリット」を深く理解しようとしました。
そうやって夢や目標に「ハマって」いきました。
目の前の作業なんてもちろん楽しいことばかりじゃありませんでした。
新しいことを考え、覚えて実践し、スキルとして身につける。
そして、その結果として、レスポンスが返ってくる。
それらは簡単なことではありませんでしたが、僕はとても満足度が高く、有意義で楽しいものだと感じました。
だからこそ頑張れたという部分が大きいように思います。
つまり、まとめると「優先順位を高く」しましょう、ということになります。
時間がそんなに使えなくても、一日の中のわずかな一時間、三十分、十分でもいいでしょう、その小さな時間たちが未来の自分の成功を、満足を創るんです。
だから「優先順位」が大切なんです。
もちろん、夢や目標と同じくらい大切な、切り捨てられないこともあります。
そこはうまくやっていきましょう、バランスを取りながら。
一つのことしかやってはいけない、なんてルールはありません。
今、自分のやっていることの中で無駄なことは何だろう。
その無駄を徹底的に排除しよう。
そう意識することが重要です。
例えば、子育て・ビジネスの二つが今の自分にとって非常に重要である、そう思うのであればこの二つの優先順位を高く保ったまま、他の無駄をどれだけ削っていけるか考えましょう。
削れない時間なんて、あって当たり前です。
仕事に行かなければいけない、子育てしなければならない、それらを放り出すことなんてできない、それは仕方ないことです。
気持ちが入らないかもしれないし、その結果ミスをするかもしれない、でもそれも仕方ないことです。
何でもかんでもすぐにうまくいくわけではありません。
そこは上手に、折り合いをつけてやっていきましょう。
僕はそうしてきました。
まずは、「優先順位を高くする」意識を持つ。
そして、「メリット・デメリットを理解」する。
その結果、「ハマる」。
これを意識して取り組んでいきましょう。
ということで今回は以上です。
ありがとうございました。