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#81 『でっぱりん』

2018-06-16 Sat.

どうも、Aunこと西祖です。

最近ちょっと面白い、ちょっとした気づきがあったんで、今日はそれシェアしようかなって思ってます。

夜中に、ちょっと眠れなくてテレビを点けたんですね。

Netflixに僕は加入してるので、民法とか見ないんですけど、AmazonプライムとかNetflixとかは、時間がある時はよく見るんですよ。

で、「Netflixで何見ようかなー」って思っていたんですけど、眠れないだけだから何でも良かったんですね。

テレビでも点けてたら、自然に寝るだろうと思って探してたんですけど、「あいのり」って文字が見えたんですよ。知ってます?「あいのり」。

ちょっと知らない人はGoogleで検索でもして欲しいんですけど、「懐かしいなあ」って思ったんです。

「あいのり」っていう番組が、10年ぐらい前に放送されていて、1シーズンまるっと見たことがあるんですね。

結構何年も続いてた番組らしいんですけど、僕は1シーズンだけ見たことがあって、なんか一時期ハマってた記憶があります。まだ若い時だったんですけどね。

少し説明すると、見知らぬ男女が、海外とかで集まって、ラブワゴンっていうピンク色に塗装されたワゴン車に乗って、世界各地を旅しながら、男女同士がいろんなドラマがあって、恋愛に発展していくみたいな。

で。最後はどっちかがどっちかに告白して、告白が成立すれば2人で日本に帰ると。

告白が失敗すれば、振られた方が1人で日本に帰国して、振った方はそのまま旅を続けるみたいなエンターテイメント番組でした。

最近Netflix限定のオリジナル配信かなんかで、またあったんですよ。

そこで見てたら、面白い子がいて、福岡出身の博多弁バリバリの子ででした。

で、「あいのり」ってみんなそれぞれあだ名があって、あだ名でしか呼ばないんです。

で、その子は自分で「でっぱりんです」って言ってたんです。

そのニックネームの通り、少し出っ歯なんですよ。顔は全然悪くないというか、本人曰く、中の下だと。自分はルックスとしては中の下で、出っ歯もあると。

でも自分は「このぐらいがちょうど良いんだ」「このぐらいが自分にとっては一番可愛らしいと思ってもらえるポイントだから、もう自分には出っ歯がないとダメだし、自分はこの状態が一番100%なんだ」「中の上が自分の100%なんだ」みたいなこと言ってるんですよね。

それ見て「すげーな!」って思ったわけですよ。

僕は出っ歯ではないので、出っ歯の人の心境とか分からないですけど、僕が見聞きしてきた限りでは、結構コンプレックスに思ってる人が多いのかなって感じてました。

ましてや、それを自分の長所だということで、みんなから呼ばれるんですよ。

呼ばれるニックネームに「でっぱりん」っていう名前を自分でつけること自体が「すごいメンタリティーだなー」っていう風に思ったんですけどね。

それで、何話か見たんですよね。

結構ハマッちゃってるんですけど、何話か見ると、かなりアクの強いキャラクターで、最初は結構みんなを引っ掻き回すような、ちょっと「一緒にいたらやだな。友達だったら楽しいかもしんないけど、絶対付き合えないな」とかって思って見てるんですよね。

でも、回を重ねていくにつれて、だんだんでっぱりんが、可愛く見えてくるわけですよ。

愛嬌もあるし、最初に言ってたでっぱりんの「私は出っ歯があるから私でいられる」「出っ歯がある私が100%なんだ」みたいなことが見てると、不思議なもので「分かる分かる」と思うようになってきたんですよね。

本当にそれがあるからこの子は可愛いんだろうなって思ったし、「これがないでっぱりんはでっぱりんじゃない」って思って、こっちもポジティブな目で見ることができると。

で、実はもうそれ全部見たんですけど、結局でっぱりんは振られちゃうんですよ。

最後は振られて帰っちゃうんですけど、でっぱりんがいなくなった後のあいのりが、なんか急激につまらなくなっちゃって、「でっぱりんロス」って、その他の出演者の人たちも言ってましたけど、「俺もその気持ち分かるわー」とか思いながら、1人で勝手に見てました。

何が言いたいかって言うと、それを見て思ったのが「コンプレックスと自信って、根っこは同じなんじゃないかな?」って思ったわけです。

例えば、じゃあ今回のでっぱりんの話。

出っ歯って、多分多くの人がコンプレックスに思う要素だと思うんですよ。

コンプレックスってマイナス思考ですよね。

マイナスだから、「何とか隠したい」って思うし、「治せるものなら治したい」と思うだろうし、「触れてほしくない」と思うかもしれない。

で、自分の中でそんな風にマイナスが広がっていって、もう完全にコンプレックス化してしまうわけですね。

でもそれって、長年自分の中で育ててきたマイナスイメージでしかないと僕は思うんですよ。

こんなこと言うと「いや、お前出っ歯じゃないから気持ちわかんねーよ」って言う人もいるかもしんないけど、でも思い返してみたら昔ちょっと「自分が出っ歯なのがコンプレックス」って言ってた女性と僕付き合ったことがあるんですよね。

今思うと、確かにちょっと出っ歯気味だったのかなっていう記憶が蘇ってくるんだけど、僕は全然嫌じゃなかったし、僕は付き合ったその子の顔全部がトータル的に好きになったわけです。

だから別に「出っ歯だから嫌だ」とか思ったこともないです。

まあ中には「ちょっと苦手」っていう人もいるかもしれないけど、少なくとも僕は、全然嫌だと思わなかったんですね。

でもそういう人の中では、マイナスイメージが固まっちゃってる人って、これを好意的に受け止めてくれる人とか、これを全く気にしない人なんて「いない」ってぐらいのレベルで思い込んでるケースって結構多いと思うんですよ。

でも実際はそうじゃないわけでしょ?

割と気にしてない人が多いんですよね。

これは別に出っ歯に限らず全てのコンプレックスに言えることだと思っていて、「身長が低い」とか「髪の毛が薄い」とか、世の中いろんなコンプレックスありますよ。

何でも良いんだけど、それは人それぞれ見方・考え方が違うわけだから、「この特徴はやだ」「これはやだ」って言う人はいますよ。

いるけど、「その人が思い悩んでるほどではない」っていうのが、客観的な意見なんですね。

でっぱりんのすごいところは、それを自分の自信に変えちゃってるところなんですよ。

「これがあるから私が成立してるんだ」って言えちゃうところが、「すごいなー」っていうか、僕の中では「新しいな」っていう感じだったんでした。

多分、他に自信があるところは、たくさん持ってるんだと思うんですね。

「女としての自信」かもしれないし、「自分の考え方」に自信を持ってるのかもしれないし。

いろんなものに自信を持って、その自信があるから、多くの人がコンプレックスにしがちな要素までをも自信に巻き込んで、自分のプラスに変えてるっていうケースなのかなと思ったら、途端に親近感が湧いてきたわけです。

なぜなら、僕は吃音という病気を持っているからです。今こうやって普通に喋れてますけど、ちゃんとコントロールしながら喋ってるんですね。

これができなかった頃は、すごくどもってたわけです。

電話に出ても第一声が出てこないし、人と話してもどもるし、これに対して僕はすごくコンプレックスを持ってたんですよ。

だけど、「そのコンプレックスを一旦放置しよう」って決めた時期があって、もっと自分の良い部分、長所にフォーカスして、そこを思いっきり伸ばして行こうって決めたことがありました。

例えば、「人の気持ちが、少し人よりも先回りして分かる」とか、その能力があれば「気の利いた営業資料を作れる」とか「それで周りから喜んでもらえる」とか「上司から評価される」とか。

みたいなところから始めて、実は自分の良いところに、光を当てるとたくさん見つかるんですよね。

で、伸ばせる部分も沢山あるんですよ。それをとにかくとことん伸ばしていくと。

とりあえず自分の弱みとかコンプレックスは、もう横に置いとく。放置しとくということをすると、いつしか自分のコンプレックスがコンプレックスじゃなくなってるんですね。

そこにギャップみたいなものが生まれたのかなと思います。

人が、今の僕を見てどう評価するかっていうと、自分で言うのもおかしいんですけど、「堂々としてる」とか「自信がありそう」とか「余裕がありそう」という評価を良くもらうんですけど、僕は吃音者なんですよ。

ただコントロールできているだけであって、この吃音自体は全く治ってないんですね。

吃音の場合は、「コントロールできてる=克服」だと言えるんですけど、そんな状況なんですよ。

だけど、「実は俺吃音者なんだよ」なんて言っても、「へー」って、ポカンってされるだけなんです。

あるいは吃音を知ってる人が聞いたら、「全然そんな風に見えないよ」って言って、逆に「このギャップが気になる」みたいな。「ギャップが魅力」みたいに思ってくれる人もいます。

そういう評価を、人からずっと受けてると、この吃音すらも自信の一部になっちゃうんですよね。紛れもなく僕の自信の一部なんですよ。

だから、「自信もコンプレックスも、根っこは同じ」っていう話なんですけど、どちらも言ったら「勝手な自分の思い込み」じゃないですか。

自分が思ってるほどコンプレックスはそんなにネガティブじゃないし、悪いことばかりじゃないわけです。自分が思ってるほどの悪い評価は周りをしてなかったりするわけです。

逆に、自分が持ってる自信も、周りが思ってるほど、もしかしたら大したものじゃないかもしれない。

運良く成功体験を手に入れて、そこから手に入れた、あまり実体のないものかもしれない。

コンプレックスも自信も全て自分の心が作り出してるものだから、実体がないんですよね。

実態がないけど、「自分は自信に溢れてるんだ」って思ってる人はそう振る舞うから、そこから実体としての結果が付いてくる。

「自分はこんなコンプレックスを持ってる。もうこれはどうにもならないんだ。嫌だな」って考えてる人は、実体はないコンプレックスなんだけど、そればっかり考えてるから、やっぱりそういう結果しか付いてこないですよね。

どっちも結局思い込みなわけだから、それだったらコンプレックスにするよりは、自信に変えていったほうが、僕は100%得だと思うんですよね。

だから、やることとしては、今コンプレックスがあるという人で、どうしようもできないんだったら、変えられないことであるならば、それは一旦放置して、自分が伸ばせる部分にフォーカスを当てましょう。

自分がここは「持ってるな」と思える部分に、とことんフォーカスを当てて、伸ばしていくことをやるべきかなと思います。

それをやって、やりきった時に気付いたら、これまでコンプレックスだったことが、自分の自信の一部として取り込まれて、その時初めて自分を認めることができるようになるんじゃないかなと思います。

ということで「あいのりのでっぱりんから教わった話」でした。

今回は以上です。

ありがとうございました。

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