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#648『モデリングについて今まで言ってなかったこと』

2024-02-09 Fri.

どうも、西祖です。

HQ-MIND始めていきます。

今日はモデリングという話をしたいと思います。

モデリングについては、たくさんこれまで色んなところで話してきましたし、今も口を酸っぱくして色んなところで「モデリング、モデリング」って言ってますけど、改めて「何を話すんだ」って思うでしょ?

でも、話すこといっぱいあるんですよ。

これまで恐らくお伝えしたことがなかったような話も含まれると思うので、モデリングはどこまで行っても重要な成長・成功の一番と言っていいぐらいの要素なので、「またか」と思わずに聞いてもらえたらいいんじゃないかなと思います。

モデリングの基本は、もう分かってる人がほとんどだと思うんですけど、よく言われるのが、

自分が欲しい結果、欲しい現実をすでに手に入れている人を見つけて、その人をロールモデルにして、とにかくとことん真似をする

っていうことですよね。

「何もかも真似をするっていうところから始めるんだ」っていうことを言ってる人が多いと思います。

このモデル探しの部分で結構つまずいている人が多いかなと思っていて、まずロールモデルは一人じゃなくていいんですよ。

僕がよく師匠がどうとか、メンターがどうとか、兄貴分がどうとかっていう話をするので、「その時期その時期に一人しか設定していないのかな」「一人しか設定しちゃ駄目なのかな」っていう風に何となく思ってる人も多い気がするんですけど、全然そんなことはなくて、ロールモデルなんて複数いていいんですよね。

というか、複数人必要になってくると思います。

例えば、僕で言うとこれまでモデリングをした人の人数とかで言うと、それこそ十人とかいるんじゃないですかね?

例えば、喋り方だったり、立ち振舞だったり、あとは考え方に関しては、師匠と言っている人の存在が大きいし、その人をとことん会社員時代にモデリングしてたっていうのがあるし、あとはかつてのメンターですかね。

メンターとか師匠とか紛らわしいんだけど、僕が二十代前半ぐらいの時にお会いして、それからしばらくかなり崇拝レベルで観察し続けていた人がいました。

ちょっと健全さを欠くぐらいのレベルで崇拝していたので、「それはどうかな」って今はちょっと思います。

今は疎遠になってしまったんですが、その人からは本当に思考の根っこっていうのを学びましたね。

その人の喋り方からも影響を受けているので、僕の喋り方は[6割師匠:2割メンター]。

あとの2割は色んな人が混ざってたりします。

文章もロールモデルがいるし、これも一人じゃないんですよ。

これも多分複数人の参考にした人がもうぐちゃぐちゃに混ざって、今の僕の文章が出来上がっているし、それを言い出すと全部そうなんですよね。

服装もきっと誰かいただろうし。

だから、何人いてもいいし、時期が全然かぶっていてもいいです。

なぜなら、完全無欠のロールモデルなんていないからです。

モデリングをするような人をメンターって言ったりしますけど、100%完璧なメンターなんていないんですよ。

これが注意点の一つ目で、みんなそういう人を見つけるとなんか崇拝しちゃうというか、宗教の教祖みたいな見方をしちゃう人が多いんです。

それってちょっと危険だなって思うんですけど、なぜなら彼らは完璧じゃないんですよね。

なので、近くなれば近くなるほど絶対にアラが見えてきます。

どうしても受け入れられない部分って見えてくるんですよ。

「ここどうなの?」「ここ結構、この人あんまり良くないな」「しょぼくない?」「ダサくない?」みたいな意外に「ここ駄目だな」とかそういう人間的な部分が、近づけば近づくほど見えてくるんですよね。

同じ人間なので、当然です。

当たり前です。

だから、いくら「この人は俺のメンターだ」「この人は俺の欲しい現実を既に手に入れている」って思っていたとしても、「期待し過ぎない」ってことですね。

完璧を求めちゃいけないってことです。

だって、人間なんだから。

だから、「欲しいスキルだけモデリングする」っていうぐらいカジュアルな関わり方でいいんじゃないかなっていう風に思うんですよ。

ちょっと本題からズレるんですけど、これ言っとこ。

「メンターと教え子」とか「師匠と弟子」みたいな関係ってあるじゃないですか。

「兄貴分と弟分」みたいなね。

すごく尊敬し尊敬されっていう関係があると思うんですけど、これって結構維持するのが難しくて、例えば教え子はメンターに対して威厳を感じてるんですよ。

メンターは教え子に対して威厳を放っているんですよね。

そして、メンターは教え子に対して可愛げを感じてるんですよ。

教え子はメンターに対して可愛げを放っているんですよ。

他にも言い方があるかもしれないけど、威厳と可愛げ。

主にこの二つで成り立っているのが、「メンター・教え子」「師匠・弟子」「兄貴分・弟分」とかっていう関係だと思うんですけど、これって近づけば近づくほどお互いアラが見えてくるんですよ。

長く一緒にいる時間が長くなれば長くなるほど、だんだんと威厳以外の部分が見えてきて、威厳がちょっとずつ削がれていくんですよね。

逆に近づけば近づくほど、長く一緒にいるほど、可愛げがなくなってくるっていうのがあるんです。

お互いちょっと盛ってる状態で出会ってますからね。

それはやっぱりあると思います。

例えば、ブランディングビジネスなんかやってると、キャラクタービジネスのブランディングみたいなことを考えてやってると、やっぱり自分をどう思ってほしいのか、どんな風に見てほしいのかっていうとこまで計算してある程度やってますから。

そういう風に見られるんだったら、それは計算通りなんですよ。

だけど、やっぱりそれは理想の自分であって、まだそこに到達していないっていう人がほぼほぼですよね。

そんな状態でお互い近づいていくと、教え子に関しても、自分を気に入ってもらいたいからね。

だから、凄く可愛げがある感じで近づいていくんですよ。

だけど、どんどんアラが見えてくるというか、ボロが出てくるんです、お互い。

それはすごくお互い難しいので、「初めから期待し過ぎない」っていうことですね。

もうちょっとカジュアルにフランクに、考えて行かなきゃいけないのかなと思います。

だから、アラが見えたからといって、それでいちいちガッカリしない。

「人間だからそんなもん当たり前なんだ」と。

ただその人が持っていて、自分が持っていないものがあって、それが今の現実の差になっているということを考えるのであれば、学ぶことはたくさんあると思うんで、それぐらい余裕を持って接するのがいいんじゃないかなと思います。

これが一個伝えたかったことですね。

で、モデリングの二大要素として挙げられるのが、まず一つ目。

「見える部分をモデリングする」っていうことです。

これはみんなやってると思います。要は行動ですよ。

言語化された部分というか、「メンターがやってる目に見える部分の行動を真似る」っていうことは多くの人がやってると思います。

でも、これだけだと、あんまりうまくいかないんですよ。

モデリングでうまくいってる人って、二番目の要素をすごく大事にしているし、二番目の要素の恩恵を多分に受けてます。

僕がその一人なんですけど、何かって言うと「見えない部分をいかにモデリングできるか」っていうことです。

まだ言語化されていない部分というか、言語化されていない見えない領域を、自分の中で明らかにしていくっていう作業ですね。

これが凄く大事なんですよ。

これができていない人は、ただの猿真似になってます。

それでは結果って出ないんですよね。

なぜなら、行動の裏には必ず思考があるからです。

その思考っていうのは、意図だったり目的ですよね。

あるいは感情とか「なぜそれをやっているのか?」っていう部分が分かっていないと、ただの猿真似で終わるんです。

ここを自分の中ではっきり正しく、そこにアジャストしていく必要があります。

なので、メンターがいるんであれば、直接聞くのがいいんじゃないかなと思います。

「すいません。この行動にはどんな意図があるんでしょうか?」「どんなことを思われて、どんな感情でそれをやられているんでしょうか?」ってことを直接聞いたらいいと思います。

大抵は「何でって言われても・・・何でだろう?」っていう反応になるかもしれないけど、でもちょっと考えたら「あ。こうだからかな。こういうことを考えてるよ」「こういう意図があるっちゃあるかな」とか答えてくれるんですよね。

それが自分が考えてる想定と近ければ、間違ってないってことになるじゃないですか。

明らかに離れすぎていると、ちょっと方向性を間違ってる可能性があるので、修正しなきゃいけないってことになってくるんですよね。

見えない部分がある程度自分の中で言語化され出すと、「こういうことなんだ」っていうのが分かってくると、ちょっとずつ感覚が移ってきます。

その人の感覚って説明しづらいですけど、ただこれはもう体で感じるしかないです。

なぜなら、感覚だから。

感覚って移るんですよ。

ミラーニューロンって言葉があるように感覚は移ります。

だから、その人のモデリングをすればするほど、その人が「何を考えてこの行動をしているのか?」。

「思考がどうリンクしてるのか?」っていうのが感覚で分かってくるんですよ。

そうなると、あとはもうオートメーションです。

考えなくても、それが自然にできるという状態になります。

ただ一つ「悪いことも写っちゃう」っていうことだけは気を付けておいてください。

だからこそ、ロールモデルの良いところ、良くないところ。

あまり影響を受け受けたくないところを、自分の中ではっきりさせた上で、そこは割り切って良いところだけをフォーカスしてみるようにしたらいいんじゃないかなと思います。

僕も師匠のことはすごく尊敬してますけど、至らない部分をたくさん知ってます。

「ここはさすがに影響受けたくねえな」「ここはいただけないな」と思う部分は幾つもあるんですよ。

そこはもう見ないようにしてます。

見ないようにすると、「真似したくない部分は移らない」っていうこともだんだん分かってきてます。

なので、その辺はうまくやってもらえるといいんじゃないでしょうか。

ということで、今日もちょっと長くなってしまったので、これで終わりにしたいと思います。

ではまた。

ありがとうございました。

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