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#11『ペット飼育断固拒否の物件オーナーを説得した文章をシェア』

2023-06-12 Mon.

どうも、西祖です。

HQ-MiND始めていきます。

今回は「コピーライティングスキルの素晴らしさ」という話をしたいと思います。

これはかなりタイムリーな話題でして、それこそ昨日からついさっきにかけての話題なんですよ。

ちょっと事情を話したいんですけど、とある事情がありまして、近所にまた家を新しく借りることになったんです。

またっていうのは、つい最近両親をこっちに移住させたばかりなので家を借りたんですけど、またそれとは別に家を借りることになりました。

っていうのも、サロンのライブ配信では言ったんですけど、ちょっと今結婚というものに向かって進んでいる最中でして、一足先にパートナーをその近所の家に住まわせるというような動きをしてるんですよ。

で、非常に気に入った物件がありました。

そこが賃貸専用の物件とかじゃなくて、分譲賃貸ってやつですね。

もともと購入する用のマンションなので、作りとか結構しっかりしていて、ロケーション的にも非常に快適で、すごく条件の合う物件だったんですね。

是非ここを借りたいっていうことで、昨日内覧をしました。

気に入ったんですよ。思ってた通り。

「是非ここを借りたい」というふうに思ったんですが、話を聞いてみるとオーナーがいるんですよね。

その物件を買った人がいるので、その人が賃貸に出しているということですね。

で、そのオーナーが条件を「ペット不可」にしてるんですよ。

マンション自体はペット飼っていいですよっていうか、その周辺の地域でペット飼っちゃいけないマンションとかないんで、「子育てとペットの町」と言われてるぐらいそういうコンセプトがあるわけですよ。

それにして「ペット不可」ということにしている。

ちょっと想定外で、うちのパートナーがチワワを飼っていて、すごい愛犬家で犬を連れて行かないという選択肢はないわけですよ。

だから、犬を飼うというのは絶対条件なわけですね。

でも「ペット不可」ってことを言われて「マジか」と思って「何とかならないかな」って色々考えたんですよ。

で、内覧をしてくれた不動産屋の担当者に対して、「ちょっとオーナーに対してメッセージを送ることができますか?」って聞いたんです。

「それは可能ですよ。ただこれまで2回オーナーさんは入居希望の方にお断わりしてます」という話で。

「ペットはちょっと勘弁してくださいということで、もう2回お断わりしてるので、おそらく難しいんじゃないかなと思います・・・」って言われたんですね。

でも、そこはダメ元というか、言うだけタダなんで「ちょっとチャレンジさせてもらえませんか?」ということで、「じゃあ、今日中にオーナー様宛のメッセージをつづって、それをメールであなたに送ります。それをオーナーさんに伝えていただければ」ということで話はそこで終わりました。

その後すぐ、オーナー様宛のメッセージを考えたわけです。

で、まず僕が考えるべきだったことは、「なぜオーナーは、ペット不可にしているのか?」です。

さっきも言ったように、この界隈はペット当たり前なんですよ。

「ペット不可とか言うんだったら、この辺のマンション買うんじゃねえよ」っていうのが正直な本音なんですね。

それにして、なぜペット不可にしてるのかっていうことを僕は考える必要があって、2つ考えられました。

1つがペットが単純に嫌い。ペットに対して、動物を飼うということに対して偏見があるということですね。

汚す・傷つける・匂いが出る・吠える・近所迷惑とか。

恐らく、ネガティブ要素としては、この辺かなと思うんですよ。

なので、自分の大事なマンションの部屋を汚されたくない。傷つけられたくない。

近所迷惑というレッテルを貼られたくないということで、ペットは駄目だということにしているっていうのが、考えられることの1つ。

もう1つが、ペット嫌いじゃない。むしろペットが好きで、実は自分もペットを飼っている。

飼っているが、故にペットを飼うということの大変さとか愛情がないと、きちんと飼育はできないっていうことをよくわかっている。

そして、世の中にはペットを飼っていても、意識の高い飼い主さんは少ないという現実を分かっている方なのか・・・ということ。

ペットを飼ってるからといって、ペットに対して対する躾とか他人への配慮とか、そういった意識があるかどうかは別の話なので、それは僕も飼っているから分かります。

非常にマナーが悪い飼い主が多いです。それは分かってる。

だから、この2つのどちらかだろうなと。

それが分かれば、そこに的を絞ってオーナーにメッセージを投げればいいわけです。

実際に投げたメッセージはこちら。

オーナー様へ

この度お部屋を内覧させて頂きました西祖(せいそ)と申します。とても素敵なお部屋だと思い、できれば長く住みたいと思いました。
 
しかしながら当方、犬を現在実家で飼育しておりまして、ゆくゆくは新居に迎えたいという気持ちがあります。
 
現状ペット不可とのことで伺っておりますが、こちらから幾許かの情報をお伝えすることで、もしかするとオーナー様の懸念が払拭され、ご許可を頂けるかもしれないと勝手ながら考えまして、メッセージを綴らせて頂くことにしました。
 
さて、お話させていただきますと、まず犬種ですが、チワワ(4歳♂、3歳♀)2匹となります。
 
飼育当初から愛犬家のコミュニティに長く所属しているため、飼い主として躾への意識は高く持っており、他人様への配慮は欠かしません。
 
躾に関してお伝えさせて頂きますと、手前味噌ですが、ほぼ完璧に近いレベルに施しており、マーキングなどの粗相はもちろん、無駄吠えや遠吠え等も一切なく、近所迷惑になることは皆無です(去勢・避妊も済んでいます)。
 
毎日のドライシャンプー、2週間に一度のサロンでのシャンプー、部屋自体の清潔感への意識・配慮により、ペット特有のニオイがほぼ出ないように対策していますし、実家ではそれを実現しています(犬を飼っていない人を家にあげても、犬の飼育をニオイで気づかれることはほぼないレベルです)。
 
爪も常に研いでいますし、床を掘って傷つけたりといった癖もありませんが、念のため、床は基本カーペットとタイル床を併用して貼ることで、万が一の汚損や破損を予防します(実家では母が神経質のためそうしていますし、新居においても同様の対策をするつもりです)。
 
飼い方に関してお伝えさせて頂きますと、家を空ける際は、基本的にケージに入れてのお留守番です。飼い主の目の届かない間に家中を自由に歩き回る、といった飼い方はしていません(赤ちゃんの頃からそうしているため、犬たちにとってはそれが至って普通です)。
 
躾と飼い方についてお伝えさせていただきましたが、それでも万が一、オーナー様の大事なお部屋を汚したり傷つけたりするようなことがあった場合には、責任を持って現状復帰に当たることをお約束致します。
 
私からお伝えさせて頂きたいことは以上となりますが、もしご納得頂けて、飼育の許可も頂けるようでしたら幸いです。
 
どうぞご検討のほど宜しくお願い致します。

読んでもらったので分かると思いますが、オーナーが懸念していること、全てに対応してるメッセージになってるんですよ。

すべての解決策をそこで提示してるんですね。

何の心配もないですよ。あなたにデメリットは全くありませんよ。リスクも全くない。

ここまで言われたら、OKに近づきそうですよね。そもそも、どんなオーナーもできたら家を貸したいわけですから。

要は断りづらいオファーを僕はしたわけです。いつも通りね。

僕はコピーライターでありマーケッターなので、

  • いかに断られないか
  • いかに相手のリスクを排除するか
  • こっちのオファーを喜んで受け入れてもらうか

っていうことを常に考える。

それが仕事なんで、今回も同じようにやったわけです。

それがあのメッセージになってるわけですけど、正直分かんなかったです。

可能性としては五分五分かなと思ってて、もしかしたら別のところに原因があるのかもしれない。

ただ考えうる原因はあぶり出して、それにきちんと対応したメッセージになっているのかなと思ったので、あとは運に任せるかっていうことで1日置いたんですけど、ついさっき不動産屋から連絡がありました。

「オーナーさんとさっき30分ぐらいお話して、さっき連絡があったんですが、メッセージからすごくちゃんとした方なんだなと言われていまして。なんならそのオーナーさんもペット飼ってるみたいなんですよ」

と。

トイプードルを、実はオーナーさんも飼っているっていう話だったんですよ。

僕の予想の2番目の方が当たってましたね。

自分で飼ってるからこそ、ちゃんと飼育するということの大変さは分かってるし、それができる人があまり多くないっていうことも分かっているというパターンでしたね。

で、そのオーナーさん的に「これだったら安心だね」ってことで、すごく伝わるメッセージだったし、すごく安心しましたと。

じゃあ、是非この方に住んでもらいましょうっていう返事をもらいました、って言うんですよね。

「あー良かった」ってことで電話をさっき切ったんですけど、これ冒頭で言った今日のタイトルね。

コピーライティングスキルなんですよ。

コピーライティングスキルって言ったら、キャッチコピーがあって、ちょっと派手なメッセージがあって、煽るような言い回しがあって・・・っていうのを想像する人もまだ多いと思うんですけど、そうじゃないんですよね。

それはコピーの1つの側面であって、本質ではないわけです。

本質は相手が求めているものを、いかに正確に汲み取って、そしてそれにばっちり対応したオファーを投げられるかどうかなんですね。

相手の求めているものがわかれば、相手が抱えるリスクとか不安とか心配とか恐怖とか全てわかるわけですから、それに対応したオファーにすればいいわけですよ。

あとは

  • いかに説得力を出すか
  • いかに誠実さを伝えるか
  • いかに本気度を伝えるか

っていうところで、言葉のチョイスとか言い回しとかっていうのが大事になってくるわけですね。

なので、コピーライティングというスキルをそれぐらい大きな範囲で捉えてもらえたら、これからチャレンジしようとする人も、あるいはこの話を聞いて「コピーライティングって面白そうだな。すごい人生の役に立ちそうだな」と思ってくれたんだったら、是非学び始めてほしいなと思うし、ほんとに人生に役立つスキルですよ。

これがコピーライティングです。

僕はコピーライティングに人生を変えてもらったと言っても、過言ではないと思ってます。

仕事そのものがコピーライティングなんで、これで食っていってるし、ライティングって言ってますけど、別に文章を書くっていうところにとどまらないんですよ。

考え方自体はコミュニケションスキルです。

例えば、会社を設立して1年目ぐらいの時に、資金繰りが不安になってきて融資を受けたいってなった時に、でも設立一年目の会社が、そして新しいインターネットでのデジタルコンテンツ販売という業態で、保証会社の許可が下りた会社なんて前例がないですよって税理士に言われてました。

それでもチャレンジしたんですね。

その前からコピーライティングを学んでたんで、すごく考えて一生懸命頭を使って「どうしたら保証会社の人がOKしたくなるようなプレゼンができるか」ってことを考えて、それをやった結果なんと融資が通ったんですよ。

っていう経験もあるし、そのレベルの話をしだすとたくさんあります。

もっと細かいレベルの話をしだすと、もう日常がコピーライティングと言っても過言ではない。

本当に僕にとってはパートナーみたいなスキルかなと思っています。

別の視点で考えるとオーナーさんは、これまで2回断ってるわけですよね。断ってるってことは「ペット駄目ですか?」って打診されたってことじゃないですか。

でも、その打診の仕方がなんか普通すぎるというか。

「ペット飼ったら駄目ですかね?」「ちゃんと飼いますので駄目ですか?」みたいなレベルの打診の仕方だったんじゃないかなと思うんですよね。

なんなら不動産屋に「そのオーナー様に伝えてください」っていうやり方だったのかもしれないですね。

それじゃ伝わらないですよね。人づてではね。

だから、僕は不動産屋に思いを伝えて、「この気持ちをオーナーさんにそのまま伝えてもらえますか?」みたいなやり方はすごく不安だったので、文章を書いてそのメール文章をオーナーさんに転送してくださいというお願いを不動産屋にしたんですよね。

つまり、そこまでする人は世の中ほとんどいないってことです。

いないってことは、ニーズだらけだってことです。

っていうことは、ひとり勝ち状態でしょうっていう話です。

コピーライティングは本当に素晴らしいスキルなので、長期戦になると思うんですが、チャレンジする価値は十分にあると思います。

ということで、今日の話は以上。

ではまた。

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