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#608『金を貸してくれと言われた時の綺麗な対処法』

2023-09-01 Fri.

どうも、西祖です。

HQ-MIND始めていきます。

今日はクライアントさんから相談の連絡が来ておりまして、できたらこれをHQ-MINDか何かで取り上げていただけませんでしょうかという要望でしたので、内容を確認した上でこれは取り上げる価値があるのかなと思い、今回シェアさせていただきます。

内容をちょっと読み上げますね。

今日は1つ相談があり連絡しました。

実は昨日知人から「お金を貸して欲しい」という電話が来ました。

このような場合は、貸さないことがお互いのためだとHQ-MINDでも学んでいるので、そこはキッパリ断ることができました。

一方で、かつて可愛がっていた後輩のような男からの相談だったため、何か力になりたいという気持ちがあったのも事実です。

お金が絡んでいるので、完全に無視をし、縁を切るという方法がやはり適切でしょうか。

また仮に今回の電話が詐欺だったとして、あまりにも手口が下手だったので貸さないと断れました。

しかし、今後上手なアプローチが、彼や本物の詐欺師から来た場合は正直やや不安です。

念のため、金を貸してくれと言ってきた彼とのLINEは一旦ブロックしています。

今のところ信頼できる第三者や家族に相談して、自分の頭を冷静にすることがトラブル回避に繋がると考えていますが、お金のトラブルに巻き込まれないための考え方や知人・旧友・後輩がお金に困っている時にどう接するまたは、接さないのがベターなのか?

もしよろしければHQ-MINDなどで扱っていただくことは可能でしょうか。

ということで、一応参考としてお金を貸して欲しいと言ってきた彼との対話音源を共有いたします。

9分程の音声で音質が良くないですが、もしよろしければ参考にしていただけたら。
男性
男性

・・・

ということですね。

本当に音源を添付してくれていて、僕は一通り聞きました。

ただ個人情報が入っているので、ここで流すことはちょっと難しいんですけど、僕の口から内容をシェアしていきますね。

知人から「金を貸してほしい」という相談があったということですね。

「弟分として、かつて可愛がっていたような男だった」っていうことなんだけど、電話の内容を聞く限りでは、お互いそんなに親しくもなく、しばらく会っていなくて、以前にちょっと面識があった程度の関係だというふうな受け取り方を僕はしましたね。

「金貸してくれ」って言ってる後輩が、どんな感じで相談しているかと言うと、今かなりお金に困っていると。

うつ病と医者に判断されたりとか、しかも金銭の管理ができないタイプの病気だということだったりとか。

だから、お金の管理は全て彼女に任せてあるから、自分がお金を借りても、それをどうにかしてしまうことは責任を持って第三者に管理させるのでない。

あとは4月か5月になったら、障害者年金みたいなものが入ってくるとか。

あとは奨学金が入ってくるとか、色んなお金が入る当てがあるので、担保としては十分に行けるということだったりとか。

要するに、今お金に困っていて、明日の飯にも困ってる状況だと。

それで水道水を飲んで、タバコもほぼ止めている状態だと。

それで食いつないでるというか、食ってもいない。

水だけ飲んで生活してるみたいなね。

今の一瞬の時期さえ凌げば、近々でお金が入って来る予定があるから、それで返せるんだということを言ってるわけですよね。

具体的に幾ら貸してくれっていうのは、この音声の中になかったのでいくらか分かんないけど、多分10万とか20万単位のお金なのかなと思います。

2人の会話を聞いてると、別にそんな親しい感じでもなく、昔どっかで会ってその時ちょっと仲良くしたぐらいの感じなのかなという風に思いましたね。

そんなところで、この相談者さんは「お金は貸さない」とはっきり最後に言ってました。

最後の最後まで話をちゃんときちんと聞いて、「偉いな」と思ったんですけど、最後の最後できっぱり「お金は貸さないって決めてるので、お金は貸しません」と言ってましたね。

ただ話を聞いてると、ちょっとほっとけない感じもあるし、お金を貸す以外のところで力になれるんじゃないかと思うところもあったので、その辺でちょっと考えさせてくださいって言う答え方をして終わってました。

こういう人への対処とか、マインドセットっていうところで言うと、僕はこれまでお金の貸し借りでかなり失敗をしてきてます。

上には上がいるけど、僕は「お金を借りる」っていう経験はほとんどないんですよ。

「ジュース代を貸して」とか、昔親に「今月家賃足りないから貸して」とかっていうのはありますよ。

でも、赤の他人に「何十万・何百万貸して」っていう経験はないです。

ただ言われたことは山ほどあります。

それで貸して、まともに返ってきたことは本当に数える程度しかないです。

ほとんどは返ってこない。

満額で返ってくる方が珍しいですね。

殆どの場合フェードアウトしていきます。

なので、僕はある時期から師匠と鉄の掟を交わしました。

「お金は貸さない」っていうことです。

特に事業者や経営者には、お金は絶対に貸さないっていうことを約束したんですよ。

その約束を数年前に破りました。

これまた信頼していた弟分だと思っていたやつにお金を貸したんですね。何百万単位で。

それは返ってきませんでした。

それが原因ってわけじゃないけど、色んなことがあって、結局お金は返ってこず・・・ということですね。

これだけ痛い目に遭っておいて、絶対の存在である師匠と約束を交わしたにもかかわらず、目の前で泣き落としされ、断ることができず、今まで可愛がっていたからという理由でお金を貸したんです。

見捨てることができず。

「何か力になれないかな」という情が湧いてきて、それでまた失敗しました。

そういう経験を持っているので、これに対して答える資格があるのかなと思って話すんですけど、基本金の貸し借りはお勧めしません。

貸すんだったらもう戻ってこない。「あげる」っていうつもりでお金をあげてください。

それぐらいの気持ちじゃないと、返ってくることを期待して貸すのはお勧めしません。

この相談者さんが相談を受けた人は、色んなところにお金を貸してくれっていう連絡をしているみたいなんですよ。

こういう人は病気なんで、お金は基本返ってこないです。

色々言うんですよ。

返す宛があると。借りるやつは絶対に言うんですよ。

返す宛があるような人が、「金貸して」っていうような事態に、ほとんどの場合そもそもならないんですよ。

だから、そこは真に受けちゃダメだなっていうことです。

僕はこれまでの経験で学んだこと。そして、今自分がもし金を貸してくれと色んな事情があって、泣き落としされた時に取ると決めている対応としてはこうです。

話は一通り聞きます。聞いた上で、話は分かった。

俺はお金を貸さないと決めてる。これは鉄の掟だ。

だから、今すぐ死ぬって言われても、俺は貸さないと決めている。

そして、それでもし目の前に死なれたとしても、それは俺のせいじゃないと思ってる。

それぐらい強い気持ちで、人に金は貸さないって俺は決めてるんだ。

これまで色んな人にお金を貸してきて、色んな失敗をしている。

そして、尊敬する師匠とも約束してる。

だから、お金は絶対に貸さない。

色々話を聞いた、そしてそれに対して俺は情が働くし、何か力になってあげられないかなっていう気持ちにもなる。

だけど、それでも貸さないって決めてるんだ。

だから、今日ここで聞いた話は聞かなかったことにする。

全部聞かなかったことにする。

聞かなかったわけだから、俺はお前に対して何の同情もない。

このお店を出た瞬間、この場を去った瞬間、俺は全部ここでの出来事を忘れる。

お前に対する同情も、今聞いた事情も全部忘れる。

そして、忘れたわけだから、お前に対する態度も振る舞いもなんらこれまでと変わらない。

何もなかったことにするから、全部聞かなかったことにするから、全て忘れる。

だから、今後同じ話は俺にしないでほしい。

だから、お前も今日この話を俺にしたことは忘れてほしい。

お互い何もなかったことにしよう。

何もなかったわけだから、俺とお前の関係は何も変わらない。

以上、分かったか?

・・・

僕だったらこう言います。

堂々と相手の目を見て、一切の迷いなく。

そのことについて何か力になろうと思う、何か協力するという姿勢すら見せない。

だって、話すら聞かなかったんだから。

もちろんお金以外の悩み相談とか、何か力になれる部分があれば、それは改めて相談してくれていいけど、今回のお金に関しては全部忘れるから、それ以外の相談はまた改めてして、と。

そんなふうに言うと思います。

こんなふうに言われると、相手はどんな気持ちになるかって言うと、「もう何を言っても、この人からお金を借りることは不可能なんだ」っていうのが分かるはずです。

それでも「いや、ちょっと待ってくれ。そんなこと言わないでくれ。困ってるんだ」「あなたお金持ってるでしょう」「私は全然持っていません」「じゃあ、ちょっと貸してくれるぐらい良いじゃないですか」みたいな風になってきたら、その時初めて関係を見直せばいいんじゃないですかね。

だって、こっちがそこまで毅然とした態度で断ってるのに、それに被せてくるように「いやいや、そんなこと言わず貸してよ」なんてすがりついてくる。

よっぽど困ってたらそうなるのかもしれないけど、そういう人とはあまり付き合わない方がいいんじゃないかなって思いますね。

そうなった時は初めて「この人とはもう縁を絶とうかな」っていうことを考えてみてもいいと思います。

でも、ほとんどの場合そうはならないと思います。

「分かった。じゃあ忘れてくれ」ということで話は終わるはずなんですね。

話は終わるんだけど、ただやっぱりそいつからすると、ちょっとギクシャクするはずです。

忘れるとは言ったものの、本当に忘れることはできないじゃないですか。

だから、勝手に向こうがギクシャクして、勝手に縁遠くなっていくんだと思います。多くの場合はね。

人間なので、いい時もあれば悪い時もあって、何十年も生きてればやっぱりお金に困ることもあるし、人の力をどうしても借りたくなるようなこともあるし、道を間違うこともある。

だから、そこは長い目で見てあげて、すぐに縁を切るっていうような判断はしなくてもいいとは思いますけどね。

何しろお金の貸し借りはやめた方がいいことは、僕の中では確かなことです。

相手がそれで勝手にギクシャクしようが、態度がどうなろうが縁遠くなろうが、自分は堂々としてればいいんですよ。

この話はもう忘れると言ったからには、忘れたらいいんですよ。

その人の前では一切変な態度も出さないし、これまで通り接していればいいと思います。

堂々としてればいい。何もなかったんだから。

それでいいと思います。

その人にもし見込みがあるんだったら、駄目人間じゃないんだったら、勝手に解決して勝手に反省して、勝手に成長して、ちょっとずつ時間が解決してくれるんじゃないですかね。

それでいいと思いますよ。

そんな感じで生温かく見守ってあげるというスタンスで、僕は今後そういう人とは接していこうと思ってますけどね。

ということで、以上が僕の考えでした。

何かの参考になればなと思います。

ではまた。

ありがとうございました。

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