どうも、西祖です。
HQ-MIND Pro始めていきます。
今回は「人の本性・能力・人間性・人間力・仕事がどれだけできるのか、を見極めるのは極めて難しい」っていう話をしたいと思います。
これは僕の実体験からの話です。
これを話すには10年以上遡って話さなきゃいけないんですけど、僕が会社員をしていた時の話なのですが、24歳ぐらいで課長になったんですよ。
一応役職をその時に結構頑張ってもらって、そこから会社の面接の9割を僕がやってました。
アルバイトの面接、パートの面接とかね。社員面接は僕1人ではできないので、社長とニコイチでやったりとかしていたんですけど、基本的に面接は僕がほぼやってました。
もう何人の面接をさせてもらったのか分かりません。
それこそいろんな人が来ました。
10代のちょっとやんちゃしてそうな若者から、陰キャみたいな人から、それこそ(見た目が)輩みたいな人だったり、すごく真面目そうな人だったり、とてもふくよかな(一瞬「2人来たのか?」って思うぐらい大きな方)だったり、本当にいろんな人が来て、いろんな人と話して面接に日々明け暮れていたんですね。
僕も何も考えずに面接をやっていたわけじゃなくて、その人の「人となり」というものを知ろうと努力はしたわけですよ。
たくさん本も読みました。「面接の極意」みたいな本を本屋に行って何冊か読んだし、「人を見極める目の鍛え方」みたいな本も読んだし、僕なりに努力はしてたんですよ。
それを面接という実践の場でやっていたんですけど、これがやっぱりなかなかうまくいかない。
すごく難しかったんですね。
「この人はいいな」って思っても、後から「この人は雇うべきじゃなかったな」なんて結果になることが結構多かったですね。
当たりはたまに引くんですけど、当たりを引くことの方が珍しくて「こいつダメだったな」っていうことの方が多かったですね。
一から十まで何もかも完璧にこなしてくれる人間なんていないわけです。
「むちゃくちゃ良い人材が来た」って思っても、どこか穴があったりするんですよね。
穴っていうか闇というかね。
だから、そういう意味でいろんな人の表と裏、光と闇を見てきた僕のバックボーンはそこに1つあるんですけど、そんな風にして沢山の面接をこれまでこなしてきました。
それから会社員を辞めて、ステージは変わりましたけど、形を変えて立場を変えてまたいろんな人と会うことができました。
「クライアントさん」という関係になる方々と関わり始めて、主には「提供側」と「それを受講する側」としての関わりですよね。
何人もの方と会いましたし、あるいは友人として、あるいは先輩として、あるいは後輩として、いろんな形のシチュエーションでいろんな人と会って、いろんな人間を見てきました。
で、僕は人よりもたくさん人間を見てきたっていう自負はあるんですよ。
その中で見る目を養われ、鍛えられてきたとも思っているんです。
だから、節穴だともザルだとも思ってないわけですね。自分の人の見る目を。
そんな僕ですら、やっぱり人を見るのは難しいです。
「俺の見る目に間違いはなかった」って思ったことはあんまりないです。
ゼロじゃないけど、あんまりないです。
「こいついいな」って思っても、後から「あーあ・・・」って思う事が結構あるんですよ。
最悪裏切られたりとか、それで大金を失ったりとか、多くの時間を失ったりとかっていうこともしてきたしね。
こんな僕が出した1つの結論をシェアしたいと思います。それは何かと言うと「人は見た目や放つ言葉では何も分からない」ってことです。
その人の本性や腹の底は1ミリも分からないってことです。
「1ミリぐらいは分かるんじゃない?」って思うかもしれないけど、それが分からないんですよ。
確かに見た目は大事です。
その人が放つ言葉も大事です。
言葉で全ては分からないけど、その人から発せられる言葉は、確かにその人の人生や過去何をやってきたかっていうことを反映している側面はあると思います。
そして、見た目でいうと、見た目が整っていないよりは、見た目が整っている人の方がやっぱり人間的に付き合いやすいのかなと。
リーダーとしては使いやすいのかな、人間力は期待できるのかなって思う部分はあるけど、そういう側面はあるかもしれないけど、本性と対比した時に「1ミリも分からない・・・」っていうぐらい分からないんですよ。
ゼロじゃないですよ。
でも、見た目と言葉では1つも分からないです。
ゼロだとは言わないです。でも、1ミリも分からない。
せいぜい1ミリぐらいしか分からないっていうことです。
じゃあ、何をやれば分かるのか。それは「実務をやらせてみて初めて分かる」んです。
実務をやらせないと分からないんですよ。
例えば僕がずっとやってきた面接。あんなオママゴトみたいなことで、人の本性なんて1つも分からないんですよね。
とはいえ面接をやらないわけにはいかないんで、とりあえず面接をしてみて、「こいつ何となくいいんじゃないかな」「少しは期待できるかな」っていう感じで選ぶ時は消去法なんですよね。
そこで期待しちゃダメなんですね。
「こいつはいいやつが来た」って期待しちゃダメで、消去法で「だいぶマシそうだな。じゃあちょっと採用して実務をやらせてみようか」っていうレベルなんです。
それで実務ができれば、「採用して良かったな」ってことになるし、それで実務ができなければ「はい。ダメでした。じゃあお疲れ様でした」となる。
だから、優秀な面接官ってあんまりいないと思ってるんですよ。
結局そこは運なんで。
打率の良い面接官はいるかもしれないけど、その打率もプロ野球選手みたいなもので、せいぜいトップバッターでも3割打者ですよ。
3割打てれば優秀じゃないですかね。4割打てるバッターはいないんですよ。4割り当てられる面接官はいないんですよ。
面接で言うと、3割り当てられる面接官はいないと思っていますけど、できない面接官は1割かもしれない。
でも、できる面接官も8割とかじゃないんです。せいぜい3割なんですよ。
そういう世界なんです。
だから、面接じゃ何も分からないってことですね。
その人に実際やらせてみないと分からない。
だから、面接でそこまでの期待はできないし、期待しちゃ駄目ってことです。
僕ぐらい人を見る目を鍛えていたとしても、こんな感じなんですよ。
だから、あんまり人には期待しない・・・っていうと、ちょっと言い方がおかしいけど、面接で何もかもわかるなんて思っちゃいけないし、面接は基本的に消去法です。
その人の過去の経歴とか、その人から発せられる言葉とか見た目とかを見て、「これまでの人よりはマシかな。じゃあ暫定1位ね」みたいな。
「いや、暫定2位かな?」みたいな感じ、で、マシだった人たち10名を選んで、まず実務をやらせてみるっていうのが僕の結論ですね。
「こいつは期待ができるかも」ってトップランキングをつけて、それで採用すると必ず裏切られることになります。
というか「裏切られた気持ち」になります。
そもそも裏切られた気持ちにいちいちなっている方がおかしくて、当たり前なんですよね。
「良いやつが採用できれば儲けもん」と思っておいた方がいいですね。
特に中小零細企業の社長とか面接官は、そこで期待しちゃダメですよ。
だって、中小零細企業に優秀な人材なんか飛び込んでくるわけないんだから。
大企業とかだったら話は変わってくるんだけど、それは例外だからね。
ってことであんまり面接に期待してはいけない。
人材育成とか人材確保はものすごく難しい。どの会社にとっても大きな課題の1つであるということですね。
・・・
追伸っていうか補足をさせてもらいます。
これは別撮りなんですけど、元々この音声はHQ-MIND Proで出そうと思っていたものなんですが、Free版で出そうかなって思います。こっちの方が向いてるかなと思って。
で、ちょっと言いたいことを言うのを忘れてました。
何かというと、「面接官は基本クソだ」ってことです。
「何を言ってるんだ」って話なんですけど、僕は20代の頃にずっと面接官をやってきて、何十人何百人と面談してきて「結局何も分からなかった」っていうのが結論なんですよね。
にもかかわらず「自分は全てを分かっているんだ」「ジャッジメントしているんだ」みたいな感じでちょっと偉そうにありもしない威圧感を出して、ふんぞり返っているような面接官は少なくないと思いますけど、そういう面接官はクソだってことです。
ただの勘違い野郎なので、何かの面接に落とされたとか、面接で嫌な思いをしたとか、面接官に言われたことで傷ついたとかっていう経験があるなら、何も気にしなくていいってことですね。
気にする必要がないんですよ。
その面接官にはあなたのことなんて1ミリも分からないですから。
だから、気にする方が損で時間の無駄なんですよね。
「そんなもんなんだ」と思って割り切って頑張っていきましょう。
もちろん、そんな面接官ばかりじゃないですよ。
素晴らしい面接官や、ちゃんとわきまえた面接官もいらっしゃいます。なので、もし今後僕もそういう立場になるんであれば、そうでありたいなとは思いますけどね。
ということで、今回は以上です。
ありがとうございました。