以下、動画の文字起こしです。
完全に不登校なんですけど、卒業式とか中学校の入学式には、もう縁がないのかなって何となく思ってたんだけど、なんか本人が「卒業式は行く」みたいなことを言ってて、今日出席してきたみたいですよ。
「へー」と思ったんだけどね。
その辺の話もちょっとさせてもらおうかな。
小学校という時間をほぼ不登校で過ごして、フリースクールには行ってるから引きこもりとかじゃないんだけど、そういう子の心境みたいなものが、最近自分の息子を通して分かってきたんで、ちょっとその辺シェアしましょうかね。
楽しい話でもないと思うし、なんの参考にしていいかも分からないと思うんだけど。
卒業はめでたいんでね。
俺も懐かしいけどね。覚えてるよ、全然。
12歳でしょ。12歳だよね。
30年前だけど普通に覚えてるよ。
〇〇さんとこは娘さんは小学校ですか?
小学校の卒業式ですか?
だとしたらうちと同じなんですかね。
俺それ何気に知らなかったかも。
・・・
じゃあ、同い年っすか。
〇〇さんのところはあれでしたっけ?不登校ではなかったですよね、確か。
なるほど。いや、ちょっとこれ話したくて。メインセットに入る前にちょっと座り込んじゃった。
なんか中学校に行くみたいな素振りが最近出てきていて、「お前中学校行くの?」って聞いたら「いや分からん」って言うんですよ。
「分からんって、迷ってるの?」って聞いたら「分からん」って言うんですよね。
「小学校も行ってないのに、今フリースクールで基盤があるのに、なんでまた改めて中学校に行こうって気になってんの?」っていう話をしたんですよ。
そしたら、どうも本人は多少なりともプレッシャーは感じているみたいで、小学校の卒業式に出たのも、本当は別に行きたいわけじゃなかったけど、「卒業式に出ないのは、さすがに人としてダメなんじゃないか」って思ったらしいんですよ。
「でも、小学校に行ってないんだから、そんなこと考えるか?」とも思うんだけど、本人は別に学校を辞めたとは思っていないみたいで、所属はしているつもりらしいんですよ。
だから、学校が夏休みとか冬休みとか春休みとかに入ると、本人はすごい晴れやかな気持ちになるらしいです。
フリースクールにまだ行ってなかった、家に引きこもってた時からそれはあったみたいで。
「お前さ、どうせ学校行かないんだからさ、夏休みも冬休みも関係ないじゃん」って言っても、そういうことじゃないらしいんですよ。
学校自体が休みっていうことで、やっぱり気持ちが前向きになるらしいんですよ。
だから、「自分は辞めたわけじゃない」と。「所属はしているんだ」と。「ただ行ってないだけなんだ」っていうふうな気持ちでずっといたみたいですね。
だから、「小学校の卒業式はさすがに行くよ」っていうことでした。
だって、もう小学校3〜6年まで一度も行ってないから、クラスメートが誰なのかも分からないし、担任の先生が誰なのかも分からないのに、よくそんなとこ行くなと思うんですよ。
小学生でも色々考えてるみたいです。
で、ここに来て中学校。
中学校の入学式はとりあえず行くみたいです。
「えっ?行くの?」「俺がお前だったら絶対行かないけどね」とかって言うんですけどね。
ぶっちゃけ「ちょっと学校行ってほしくないな」と思ってるんですよ。
それを息子に言って、「お前が学校に行きたいって言うんだったら、別にそれはそれでいいんじゃないって思うし応援はするけど、お父さんはもう別に学校に行ってほしいと思ってないんだよね」っていう話をしてて。
「酷い親父だって思う?」って笑いながら聞いたら「いや、別に」って言ってたけどね。
なぜそう思うかって言うと、フリースクールにもう居場所をお前は作ったし、学校ってお前みたいなタイプの子にとっては、すごく生きやすい場所ではないと思うと。
良くも悪くも協調性みたいなものが重視されるし、みんなと同じであることが、評価に繋がるような場所だから、学校を一括りにしてはダメなんだろうけど、そういうところはあるじゃないですか。
色んな人間がいるし、協調性を持って場に馴染んで、うまくやっていける子ならいいけど、お前はそういうタイプではないと思うから、無理してそういうところにいるよりは、フリースクールでのびのびとやっていった方がいいんじゃないっていう話をしたんですよね。
でも、本人はやっぱり小学校も行ってない。中学校も行かない。
「俺ってどうなん?」っていう気持ちはあるらしいんですよ。
なので、それは分かったから、「昔ならまだその傾向はもちろんあったけど、今は時代も変わってきてて、学校に行ってないっていうことが別に将来大きくマイナスになるとか、何かしらの偏見を受けるとかそういう時代でもないから、お父さんの言う通りにしてれば大丈夫だよ」って話をしてるんですよ。
そこはもうちょっと投げやりだったんですけど。
フリースクールで、気が合う仲間と日々楽しく勉強して遊んで・・・。
普通に学校の勉強はしてるよ。
1年ぐらい遅れてるけど勉強はしていて、あとはiPadを使ってゲームを自分で作ったりとか、午前中は学習の時間だね。
午後からは自習の時間。
基本的に自分が好きなことをやるんだけど、ゲームをするとかはダメなんだよ。
外で遊ぶとかダメだけど、それこそiPadでちょっとしたプログラミングをしてゲームを作ったりとか、漫画じゃなくて活字の本を読んだりとかね。
そういう自由時間で過ごしてるっていう感じ。
その環境にせっかくいるんだから、中学校もフリースクールに通いつつ、お父さんがお前に勧めるのはプログラミングの技術。
これを本格的に学んでたら、中学生だろうが高校生だろうが、クラウドワークスとかを使って仕事をすることができる。
協力できる部分は協力するし、それで経験を積みながらなんとお金まで稼げてしまう。
そうして、もう社会人になる頃には、ネットを使って自分で稼ぐスキルが身に付いてるっていう未来は一応見えるんだ。
だから、行きたくもない学校にプレッシャーだからって無理していくよりは、そういう道を歩んだ方がいいんじゃないかなってお父さんは思う。
別に行きたいなら行っていいと思う。
でも、「このままだとダメになりそうだから」っていう理由で行こうとしてるんだったら、それはもう行かない方がいいよっていう話はしたんですよね。
ぶっちゃけ「もう学校には行かせたくない」っていうのが今の本音で、小学校を不登校になった時はそんなふうには考えられなかった。
なんだかんだ、やっぱり学校に行った方がいいんじゃないかって思ってましたね。
あと不登校になった子供に対する対応が、まだ分かんなかったから。
家にずっと引きこもっているのも、こっちは凄い心配だからね。
だから、フリースクールが見つかるまでの間は、やっぱり学校に行った方がいいんじゃないかっていう気持ちはあったけど、今となっては「学校には行かない方がいいんじゃないか」って本気で思ってるっていうね。
そんな感じがありますよね。
だと思う。
なんか息子に関してはちょっと安心していて。
「卒業式は出席しておかないとダメなんじゃないか」「入学式ぐらいは言っておかないとダメなんじゃないか」とか、別にそんなことを一言も言ったことはないし、母親からも言われてないはず。
自主的にそう思える気持ちが分かったし、息子なりに色々考えてんだなっていうのが分かったところがあるから、ある意味安心してるんですよね。
「変なサイコパスみたいな人間にはなる心配はないかな」とかね。
そこはちょっと息子を信じようかなっていう風に思ってますけどね。
だから、とりあえずいいようにさせようかなと。
何かやりたいって言うんだったら、その時に応援してあげればいいかなっていう感じですかね。
とにかく親の仕事は、「子の邪魔をしない」ってことかなと思いますけどね。
子供が「あれがやりたい」って思って言ってるのに、「いや、それはダメだ。これをやれ」とか「いや、ダメだ。学校に行け」と言って、親が邪魔するのはあんまり良くないのかなと思ってます。
それよりは、ある程度子供のことを信じられるんだったら好きにさせて、子供が「これやりたい」って自主的に言ってきた時に、全力でそこだけ応援してあげればいいのかなっていう。
今はそんな緩いスタンスですね。
小学校の卒業を迎えて、そんなことを考えておりますよ。