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#382『「好きなことで生きていく」の3つの落とし穴』

2021-06-14 Mon.

どうも、Aunこと西祖です。

HQ-MIND始めていきます。

今日は「好きなことで生きていくという考え方の落とし穴」みたいな話をしようかなと思ってます。

「好きなことで生きていく」。

一世風靡した言葉ですけど、この言葉があったから小学生の将来なりたい職業ランキングの上位にYouTuberっていう職業を押し上げたのかなと。

それぐらいかなりのインパクトを残した言葉だと思うんですけど、HIKAKINさんが言ったのかな。すごく素敵なことだと思うし、それができるんであれば、みんな憧れる気持ちは分かるんですよ。

ただそこには明確な落とし穴ってのがあって、みんな結構そこにハマってるんですよね。

なので、今日はその話をしようかなと思います。

で、1つ目の落とし穴なんですけど「好きをどう定義するか」ってのがまず第一の問題としてあります。

「好き」ということと「自分の中にある欲」というものをみんな一緒にしちゃってるんですよね。

「この欲を満たしたいと思う。だから好きなんだ」って思ってしまいがちなんだけど、そういう理解が失敗のスタートラインに立ってしまう原因なのかなと。

欲があるのは悪いことじゃないんですよ。人間だからね。

人間には必ず欲があって、消せない欲ってのはあります。死ぬまで消えない欲ってのはあると思うんだけど、基本的に欲ってキリがないですね。

1つの欲を満たせばまたより大きな欲を欲するようになるし、既に満たした欲ではもう満たされなくなるんですよね。

ドーパミン系の快楽ってのはこれに当たります。

だから、どんどんお金を稼いで、さらにお金を稼いで、もっとお金を稼いで、どんなに稼いでも満たされない人がいるし、どんなにお金持ちでも不幸な人っているんです。

けどそういう人はそこを求めちゃってるんですよね。

だから、好きと欲を一緒くたにするのが、まず1つ目の落とし穴なんですよ。

「好きでずっとやり続けられる」ということと「欲を満たしたい」っていう気持ちでそのために頑張るってことは、明確に区分けする必要があると思ってます。

で、2つ目の落とし穴なんですけど「それが本当に好きなのか」っていうこと。

「好きなのか?」あるいは「好きだと思わされているのか?」っていうことなんです。

僕らは常日頃いろんな人の話を聞いてるし、その環境に身を置いて生活してるし、いろんなメディアの情報が入ってくるわけですね。

メディアからの情報って企業案件がほとんどなんですよ。

誰かの利害が必ず絡んでいるわけですね。

なので、ポジショントークだったりとか、企業が自分のところの商品を売るためのキャンペーンだったりとかするわけですよ。

だから、ありとあらゆる策を講じてくるわけですね。

僕らは「好きでもないものを好きだと思い込まされている」というのがあるわけです。

だから、それが本当に自分が好きなものなのか?あるいは、好きだと思わされているのかっていうことが、もうわかんなくなってるって事があります。

例えば、これまで全く興味がなかったんだけど、友人がいい車を買ったと。高級外車を買ったと。

それだけではそれほど興味もわかなかったんだけど、友人が高級外車にいい女を乗せてドライブをしていたのを見た時、自分もその車が無性に欲しくなった・・・みたいな話は結構よくあるわけですよ。

これってその車が好きなのか。あるいは、その車に好きだと思わせられたのか。さあどっちでしょうかって話です。

ってことを考えたら本当の好きがわかんなくなるわけですよ。

好きの基準の1つとして、「没頭できるかどうか」っていうことが結構大事かなと思いますね。

「あれにも手を出して、これにも手を出して、それにも手を出して・・・」っていうんじゃなくて、別のものに興味が常に移り変わりするみたいなもんじゃなくて、1つの事を掘り下げて掘り下げて掘り下げることができてるかどうか?

そして、それに没頭できてるかどうかってことですね。

全く飽きないし、時間も忘れてやり続けることができる。

これが1つの基準になるのかなと思います。

じゃあ、それを言うんだったら「ゲームは没頭できるし、時間を忘れられるよ。これは好きでいいんじゃないか」と思うかもしれないけど、例えば僕はゲームをしてたらなんかちょっと罪悪感があるんですよね。

「こんなことしてて良いのかな」「もうそろそろ仕事に戻ろうかなぁ」なんて思ったりすることもあるんですよ。今はゲームしないけどね。

それって多分好きじゃないんですよ。

好きなことって、どこかで自分のためになっている、自分のプラスになっている、決してマイナスではないっていう思いがあるんです。

例えば、これがeスポーツとかだったら収入に関わってくると、それを見てくれてるキッズとかファンに希望を与えられるとか、自分を目指してくれるとか。

あとは社会的にどれだけ貢献できるかみたいな、そういうところになってくると思うんですけど、そういう自分にとってプラスになるんだっていうのが分かっていれば、それは好きの基準の1つになるのかなと思います。

「好きなことを仕事にすると、嫌いになってしまう」みたいな話がよくあるんですけど、本当に好きなんであれば、仕事になろうが、責任がのしかかって来ようが、時間を拘束されようが、好きは好きのままだと思うんですよね。

没頭し続けられると思うんですよ。

これまでゲームが好きだと思ってたんだけど、eスポーツのプロゲーマーを目指してしまった瞬間にすごく大変な日々が待っていて、ゲームが嫌いになってしまったなんて話も聞いたことがあるんだけど、本当のゲーム好きってそんなことどうでもいいんですよね。

どんな状況であっても、ゲームに没頭し続けられるはずなんですよ。

あとちょっと笑っちゃったんだけど、こういう話も聞いたことがあります。

すごい皮肉な話なんですけど、ある人が小学校の頃すごいゲームが好きで、ゲームばかりしてたと。すると母親から「ゲームばかりしてないで勉強しなさい」と散々言われて嫌気がさしていた。

それからずっとゲームを続けて、高校生になってゲームの分野で頭角を現して、eスポーツの分野でかなりのし上がっていって、次第に有名な選手になっていきました。

それである程度お金も稼げるようになってきて、もう職業になっちゃって、そうなってくるとゲーム漬けの毎日に少しだけ嫌気が差してくるわけですね。

そうなってくると今度は息抜きとして、学生時代にろくにやってこなかった勉強(自分が好きな歴史とか)社会の勉強を学びたくて、本とかサイトとかを見るようになっていたと。

それを見て母親が「歴史ばっかり勉強しないでちゃんとゲームやりなさい」って言うようになって、それで余計ゲームが嫌いになったみたいな話を聞いたことがあります。

それが事実なのかどうなのかわかんないけど、めちゃくちゃ皮肉な話じゃないですか。

だけど、本当に好きな事ってどんなに形を変えようが、それは形が変わっただけであって好きは変わらないんですよ。

今まで趣味でやっていたのか?

それとも職業になったのか?

形は大きく変わるかもしれないし、影響の範囲は変わるかもしれないし、のしかかってくるものも変わるかもしれないけど、好きは好きなままなんですよ。

だって、それはそれなんだから。

それそのものが変わったわけじゃないんだから。自分の関わり方が変わっただけだから・・・っていう事だと思うんですよね。

だから本当の好きかどうかは、よく検証してみる必要がありますね。

1個目の落とし穴の「好きということと欲を一緒くたにすると失敗する」っていう話と合わせて、それが本当に好きなものなのか?あるいは好きだと誰かに思わされているのか?っていうことを、きちんと検証しなければならないなと思います。

で、3つ目の落とし穴なんですけど、諸行無常っていう言葉がありますね。

「世の中に存在する全てのものは、常に移り変わっているんだ」という教えですね。

これは仏教の言葉でお釈迦様の教えだと思うんですけど、同じ状態であり続けるっていう事はありえないんですよ。

どんなものでも朽ちていくわけじゃないですか。時間はかかるかもしれないけど。

その中でも最も移り変わりやすいものがあって、それは何かって言うと「人の心」っていうことが言われてるんですね。

人の心こそ最も移り変わりやすい。

で、これは僕が思う事なんですけど、人の心の中でも最も移り変わりしやすいのが「好きっていう気持ち」だと思ってます。

嫌いな物は案外ずっと嫌いでいられるもんなんですよね。だけど、好きなものを嫌いになる事ってそんなに難しいことじゃないんですよ。

あるいは好きなものが、時間が経つにつれてそうでもなくなったと。もうどうでもよくなったみたいな経験があると思うんですよね。

例えば、すごく好きになった子がいて、寝ても覚めてもその子の事ばっかり考えてて、でも失恋しちゃって「生きていても意味がない。しょうがないんだ」なんて思って、夜も眠れなくて枕を涙で濡らす日々が続いて・・・っていうことを経験したとしても、10年経ったら忘れてるんですよ。

「そういうこともあったな。今どうしてるかなー」って思うぐらいなもんですよ。

だから、好きっていう気持ちほど移り変わるものはないってことです。

これもよく考えた方がいいですね。だから「好きなことで生きていく」ってすごく素敵な言葉だし憧れも強いんだけど、むちゃくちゃ難しいってことなんですよ。

HIKAKINさんがすごいなあと思うのがYouTuberを始めて、のし上がっていくわけですけど、めちゃくちゃ忙しいじゃないですか。

表に出してる情報しか知らないですけど、めちゃくちゃ忙しいですよね。

常になんか収録をやってるし、You Tubeのためだけに人生が完結してると言うか、全ての考え・行動がYou Tubeのためになってるわけじゃないですか。

「時間もないし、睡眠時間もないし」っていう映像を見たことあるんですけど、そんな生活の中でも続けられるって言うのは、没頭し続けられるってのは、好きだからだと思うんですよ。

中途半端に好きで、あれやったら嫌いになりますよ。

「ちょっとゆっくりしたいな」とか「長期休暇でも取って」とかファンはやっぱり言うんですよね。「たまには休んでください」とか「ゆっくり温泉でも行って」みたいなコメントしてる人結構いると思うんですけど、本人は案外それを望んでないんですよ。

そんなもん1日やれば十分だと思ってたりするんですよね。

基本的にはずっとYou Tubeに関わっていたいし、自分の好きを仕事にしてるわけですからね。彼はそのパイオニアなわけですからね。

だからそれに没頭していたいんですね。

それが多分彼にとって幸せだと思うんですけど、これが「好きを仕事にする」っていうことの究極系かなと思います。

ちょっと長くなってきてるんで、これで終わりにしようかな。

僕の話をしようと思ったんだけど長くなると誰も聞いてくれなくなるので、ここで終わりにしたいと思います。

でも、今回の話は大事なことだと思うんですね。

好きを仕事にする。

そこを目指していいと思います。

否定するものでもないんでね。

だけど、思ってるほど簡単ではないっていうことですね。

難しいことなんで。

だからこそ、そこを突き詰めていく価値もあると思います。

是非やってください。

僕は好きを仕事にしてると自分では思ってます。

その話を次回しようかなと思います。

ではでは、よく考えておいてください。

というわけで、今回は以上です。

ありがとうございました。

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