どうも、Aunこと西祖です。
HQ-MIND始めていきます。
今回は「コミュニケーションのド基本」という話ができればなと思っています。
で、Uber Eatsがついに僕が住んでる福岡の街にも入ってきました。
福岡の街にもというか、僕は東区って言う福岡市内でも結構外れの方に住んでるんですけど、その外れの方でもついに利用が始まったんですね。
それで早速頼んでみました。
ドキドキしながら、どんな感じなんだろうとかって思いながらね。
で、あれ便利ですね。
東京に住んでる人からすると、「今更かよ」って話かもしれないけど、アプリ上で配達員さんの現在地点とか、どこまで来てるかとか、お店でいつ受け取ったかとか、そういうのが全部表示されていて、到着予定時間も載ってるし、遅くても何時までには到着みたいな表示もあるし、全部分かるんですよね。
で、チップっていう機能もあるみたいで、すごいなとか思いながら待ってたんですよね。
それで、到着予定時間ぐらいになって「そろそろ届くかなぁ」なんて思いながら待ってたら、配達員さんからアプリ上でメッセージが入ったんですよ。「住所を教えてもらえますか」っていうことだったんですね。
「今このタイミングで?」と思ったんだけど、どうやら住所を間違ってたらしいんですね。
間違ってたのかなと思って、でも「まいっか」と思って、「ここですよ」って住所を送ったんですよ。
すると驚いた感じの顔文字が入ってきたんですね。
「あ。これ間違ってんだ」と思って、間髪入れず入ってきたメッセージが「ちょっと待って」だったんですよ(笑)
「ちょっと待って」ですよ。面白くないですか?いきなりタメ口?みたいな(笑)
で、プロフィール見てみるとベトナム人の方だったみたいですね。
結構このやり取りがツボだったんですけど、「全然大丈夫ですよ」とかって言いながら待っていたんですが、すると結構遅れて来ました。あとで知ったんですけどアプリの不具合だったみたいで、住所が正しく表示されてなかったみたいでしたね。
別の場所に位置情報がいってたみたいで、その時はそんな事情も分からず配達員さんも特にそんな説明を全くしてこなかったんですよ。
状況だけみると単純に配達員さんが間違ったのかなっていう風にしか解釈できなかったんですけど、そんなことで怒ったりしないから、それは別にいいんですけど、暫く待つと配達員さんが来られました。
置き配指定をしようかなと思ったんですけども、初めてだったから玄関先で受け取るかなっていうことで、顔を合わせたんですけど、めちゃくちゃ気持ちのいい笑顔だったんですよ。
そして元気さがすごい伝わってくると言うか、何かいい感じに汗ばんだ感じがすごい良い仕事してるんだろうなって、そんなことを勝手に想像してしまうほどの笑顔と元気さ。そして爽やかさみたいなものが伝わってきました。
遅れたことに対する言葉とか、別に彼からは特にないんですよ。
僕も別にどうでもいいし、「まあそういうもんなんだろう」と理解するだけなんですよ。
だけど、チップを差し上げました。
差し上げたって言っても、アプリ上での操作なんですけどね。
「すごい良いお兄ちゃんだったなぁ」なんて思いながら、数日後に2回目のUber Eatsを利用しました。
今度は日本人のお兄ちゃんでした。
まあ、お兄ちゃんって年でもないかな。
なんなら僕と同年代くらいの印象を受けましたけどね。
で、その方は笑顔は全くなしですね。すごい塩対応というか、「はい、わかりました」みたいな感じで目も合わさずに去っていきました。
別に抜かりのない仕事をしているのだから、文句はないですよ。
だけど、チップは渡さなかったですね。
どうしても1回目のベトナム人のお兄ちゃんと比べてしまってたんですよ。
もしかするとその日本人のお兄ちゃんは、たまたま調子が悪かっただけかもしれないですね。
とは言え、人間関係って一期一会の気持ちで対応するのが、僕は正しいと思っているし、それが結果を左右しますよね。
なんかこんなこと言ってると上から物を言ってるみたいで嫌なんだけど、コンテンツとして語ってるんでそこは察してください。
で、今日はコミュニケーションのド基本というテーマです。
ド基本とはなにか?
それはベトナム人の兄ちゃんが、サービス以外に僕にくれたもの(ギブ)です。
それは「笑顔・元気・爽やかさ」ですね。
この3つが揃っていれば、僕はコミュニケーションは何とかなると思ってます。
外国に行っても言葉が分かんなくても、「笑顔・元気・爽やか」。
これが揃っていれば、例え知識とか経験とかが足りなくても、誰かが助けてくれるんですよ。
応援してくれるし、協力してくれるんですよね。
どんなに当たり前の仕事や、当たり前以上の仕事をこなしていたとしても。
そして、いくら知識があって経験があって、仕事が早くて正確であっても、「笑顔・元気・爽やか」というド基本の方がパワフルに影響するんですね。
どんなに仕事ができても早くても、どんよりしてたら得られる結果は最低限に留まるわけですよ。
この場合の最低限というのは、「こなした仕事の対価を会社からいただいて、チップはなし」。
これが最低限の結果だと思うんですよ。
逆に仕事が多少遅くて、多少抜けていたとしても、このド基本が完璧だと悪い気はしないし、評価ってプラスにすら働くと思ってるんですね。
だって、またあのベトナム人の兄ちゃんに配達してもらいたいなって僕は思ってますからね。
いろんなサービス業に言えると思うんですけど、その瞬間の相手に与える印象だけじゃなくて、クレームも未然に防げますよね。
もしベトナム人のお兄ちゃんがめちゃくちゃ対応が悪くて、すごい塩対応で配達した食べ物もぐちゃぐちゃになっていたとしたらクレームにつながりますよね。
だけど、あの「「笑顔・元気・爽やかさ」で対応されたら、「まあ、いっか」って思えるんですよ。
なんなら、またご縁があればお願いしたいなぁなんて思うわけです。
仕事がくるってことですよね。
抜けすぎてたら困るんだけど、これらを考えると確実にプラスじゃないですか。
いくら仕事がテキパキ出来ても、暗い人にまたお願いしたいと思わないですよね。
だって仕事ができる人間なんて世の中たくさんいるんだから。
仕事ができればいいって思ってる人は多いんだけど、そうじゃないですよ。
今の世の中って特にみんな心の癒しだったり共感だったり、温かみみたいな所にニーズがあるわけなので、そこはすごく重要かなと思っています。
今コロナ渦でリモートが当たり前になっていますけど、「だからこそ」ってのもあると思うんですよ。だから、笑顔も仕事の1つだと思うし、サービス業じゃなくても、事務仕事でも一緒に働いてる人間からすれば、暗い人間よりも明るい人間の方がいいに決まっているじゃないですか。
僕がよく言うのは「なぜ基本が大事なのか」っていうことです。
「基本を大事にしなさい」「初心が大事ですよ」みたいな事って、すごい昔から言われてきてるじゃないですか。
親や教師から手垢が付きまくって、化石化するぐらい言われてると思うんですよね。
でも手垢が付きすぎて、逆に価値がもうほぼなくなってるんですけど、未だにいい続けられてるのは、シンプルで一番パワフルだからですよ。
「パワフル=一番効果がある」ということです。
再現性があり、汎用性があるんですね。
「効果・再現性・汎用性」・・・抜群にパワフルなんです。
これが基本なんですよ。だから大事にする。それだけですよ。
別に精神論でも何でもない。
「昔から言われ続けてきたから、なんとなく大事なんだろう」「気持ちの問題なんだろう」じゃないんですよね。
一番パワフルだからやる。
ただそれだけなんです。
だから、基本を疎かにして知識とかノウハウとかばかりに目がいってる奴って三流だし、そういう人間とは仕事もしたくないし、あまり関わりたいとも思わないですね。
で、「笑顔・元気・爽やか」というド基本って、誰でも出来るんですよ。
健康体であるならば、誰でも人に提供できるものじゃないですか。
知識も何もいらないんですよ。
特別なリソースなしで、人にギブできる。
いくらギブしても減らない。
むしろエネルギーは増えていくわけですね。
これを使わない手はないなと思いますね。
・・・
ちょっとここから話を広げさせてもらうんですけど、「人から大切にされる人」ってどんな人かわかりますか?
お金を持ってる人?
ルックスがいい人?
仕事ができる人?
色々考えるかもしれないですけど、どれも違うんですよね。
それはその人が大切にされてるわけじゃないですよね。
その人の「お金が」大切にされてるわけで。
例えば、美女だったら美女に対する下心みたいなものが大切にされている。
仕事ができる人だったら、その人そのものじゃなくて、その人がする仕事が使い勝手が良いと思われている。
それは大切にされてるとは言わないんですね。
人から大切にされる人って「人を大切にしてる人」なんですよ。
人を大切にするってどういうことかって言うと、大切にしているから笑顔を作れるんですよ。
笑顔に抜かりがないんですよ。
元気だし爽やかでいられるんですよ。
笑顔も元気も爽やかも、気を抜いてたらちゃんとできないんです。
笑顔ってみんなその人の性格とか天然物だと思ってるんだけど、違います。
多くの場合、努力で作られるものです。
人に見せられる笑顔は努力で作るものなんです。
毎日鏡の前で笑顔の練習をするとかして、笑顔が素敵な人って、そういう涙ぐましい努力をみんなしてるんです。
元気もそうですね。
仕事って基本疲れるものなんで、元気を常に相手に見せ続けるって難しいんです。
意識しないとできないですね。
あとは爽やかさってのもそうですが、見た目を整えるとかっていうのも気を抜いてると、どうしても野暮ったくなっちゃうんですよ。
だけど、人を大切にするからこそ、基本的な身なりを整えるとか爽やかでいることができる。
「今はリモートだから、別にそんなんいらないでしょ」とかって思ってる人は、そういうマインドだから人に大切にされないんですよね。
リモートだからこそ、会った時に気持ちよくなってもらう・・・って思えるマインドが人に好かれるんですよ。
それが人を惹きつけるんですね。
今回の話は、すごい大事だと思ってますけどね。
今度ベトナムのお兄ちゃんとまたご縁があったら、その時はもっとチップを弾もうかななんて思っちゃいますけどね。
彼の笑顔と元気と爽やかさに負けないくらいのチップを返さないとなって思います。
そんなことを思った出来事でした。
というわけで、最後までお付き合い頂いてありがとうございました。
では、また。