どうも、Aunこと西祖です。
昨夜久しぶりに夢見たんですけど、昔の夢でした。
僕が22歳ぐらいの頃の夢なんですけど、すごく懐かしいなという気持ちと共に、何気にこれ重要なヒントになるんじゃないかなと思ったので、せっかくなのでシェアしようと思います。
何の夢かと言うと、仕事をしてる時の夢です。
僕は20〜27歳ぐらいまでの7年間は、ビルメンテナンスの会社で働いてたんですよ。
ビルメンテナンスと言っても、僕が最初の頃にやってた業務は、主に清掃の部署で働いていました。
ビルの床のワックス清掃、窓ガラスの清掃などが主なんですけど、僕はその清掃の業務の中でも便所掃除担当でした。ずっと便所掃除をさせられてました。
会社に入った時の僕の評価が「こいつ気合いと根性だけはありそうなんだけど、なんか要領を得ないな」ということで、かなり体育会系な社長だったんで、自分磨きも同時にさせよう的なノリで、便所掃除が主な仕事だったんですよ。
業務中なのに、たまに社長の自宅の敷地内の雑草が生い茂った場所があるんですけど、そこの草刈りをさせられたりとかしました。
それが20歳とか21歳ぐらいの頃の僕です。
で、便所掃除の話なんですが、どんな仕事かと言うと、その日一日の業務が始まりますね。
7時半とかに会社に着いて、8時ぐらいに業務開始なんですけど、そこから作業車に乗って一軒一軒ビルや会社さんを回るんですよ。
僕は1日に何回もそういう現場を回って、ひたすら便所掃除だけしてるんです。
1つの現場の便所掃除が終わったら、また次の現場に行って、そこでまた便所掃除をするというサイクルで1日10件ぐらいはしてたと思います。
で、夕方過ぎぐらいに会社に帰ってきて、そこから事務仕事とかがある感じなんですけど、そういう感じでずっとやってました。
で、何の話かと言うと、僕はもうそれしかやることなかったんで、むちゃくちゃ綺麗にしてたんですよ。
どのくらいのレベルで綺麗にしていたかというと、他の人の便所掃除のレベルがありますよね。
例えば、大きな現場だったら、会社に雇われてる清掃のおばちゃんみたいな人たちが何人も常駐でいます。
その中でも、すごくベテランで手際が良くて、清掃のプロみたいな人がいたりするんですけど、その人がやる便所掃除と僕のやる便所掃除を比べると、次元そのものが違うというぐらい、むちゃくちゃ質の高い便所掃除をしてたんですね。
それしかやることが無いので、「どうやったらもっと綺麗になるか?」をずっと考えていました。
「この黄ばみはもうずっとこのままだよな」
「洗剤でも落ちない」
「これを落とすためにはどんな方法があるのかな」
などなど、いつも頭を働かせていました。
あとは手洗いの鏡があるんですけど、古いトイレになると鱗と言って、水垢みたいのがついていて、洗剤では取れないんですよ。
特殊な薬剤がないと取れないんですけど、そういうのも「これどうやって取ろうかな」と考えたりとかしましたね。
自分なりに調べて、ホームセンターに行ってて、その薬剤とかを買ったりしてました。
当時は会社に経費として請求できるとか思わないし、思ったかもしんないけど、それが認められると思ってなかったんで。
だって、会社でも用意されてる掃除道具がありますからね。
それ以外のもの使うのは、完全に僕個人の判断だから、そういうのもめんどくさいなあと思っても、自腹切ってとにかく追求したかったんですよ。
トイレを使った人が「なんじゃこれ!」と驚く顔が見たいというか、そこまでしないと楽しくなかったんです。
便所掃除全然楽しくないんで、いかに楽しむかが、自分自身の精神安定に繋がるわけですね。
なので、ゲーム性を取り入れるというか、自分のために面白くしようという気持ちで便所掃除に取り組んでいました。常駐の清掃のおばちゃんが感心するレベルで僕はやっていました。
だからといって時間をかけることはできないんですよ。
1日に回る現場の件数が決まってるし、時間も決まってるので、その限られた時間決められた時間の中でいかに効率よく、いかに効果的に掃除をやっていくかも、考えなきゃいけないんですね。
それだけを考えていた時期がありました。
で、面白いのが、少し大きな会社さんやビルになると僕目立つんですよね。
だって、そんなに若い男の子が一生懸命便所掃除してるんですよ。
手を抜いても良さそうじゃないですか。
ちゃちゃっとやっても現場の人はクレーム出したりしないですよ。
「まあ、そんなもんか」ぐらいに思っていると思うんですけど、僕は感心されるレベルでやってました。掃除の次元が違います。
いろんな工夫もして明らかに「この人が掃除した後はわかる」というレベルの掃除をしてました。
で、ある日ビルの会社の常務さん(専務さん?)の人の目に留まって、声をかけられるわけです。
「なんでそんなに一生懸命やってんの?」と言われて、「ゲームっぽくやらないとつまらなすぎて全然楽しくないので、自分のためにやってます」みたいなことを無邪気に言ったと思うんですよね。
そしたらすごい感心されて、コーヒーとか差し入れ持ってきてもらうようになったりとか、現場で目が合うと駆け寄って来てくれて、世間話してくれたりとかね。
自分にも同じぐらいの息子がいて・・・とか身の上話をしてくれました。
すごい記憶に残っているのが、その常務らしき方に「時間がある?」と言われて、正直忙しいし時間もあまりなかったんだけど、「ちょっとなら大丈夫ですけど」と答えたら、その方の部屋に招かれて、お茶とお菓子とごちそうになったりとかして、面白い経験をさせてもらいました。
とにかく便所掃除だけは誰にも負ける気がしなかったし、全国便所掃除選手権みたいなものが、もしあったんだとしたら僕は間違いなく優勝していたと思います。
多分そこまで突き詰めてたのは、半年ぐらいだと思うんですけど、そのぐらいのモチベーションでしばらく便所掃除やってました。
やっぱり現場からも評価されるし、現場の常駐のおばちゃんにも評価されるし、そのビルで働いている常務さんからも評価されるしで、それはどうかしたら僕の会社の社長の耳にも入るわけです。
そこで「あいつは自分の頭を使って、工夫ができる人間なんだ」と認められて、そこから便所掃除を卒業していくことになりました。
僕が現場を離れた後は、その現場のお客さんは寂しがってくれたりとか、気にかけてくれたりとか、たまには顔を出して欲しいということを、掃除のおばちゃんに言われたりとかして、すごくありがたかったなと思いました。
僕は自分のためにやったつもりだったんですけど、ゲーム感覚でやってたんだけど、それがやっぱり「相手にすごく感謝されてるされてたんだ」というのが、身にしみてわかった経験でした。
そういうことを今朝思い出してたんですよ。
何が言いたいかって言うと、今の僕の仕事は、確実にその時の便所掃除の経験が生きてるということですね。
いかに楽しんで仕事をするか、自分自身が楽しんで仕事をするか。
相手に感謝してもらうのも、1つのゲーム性として外してはいけない要素だし、とにかく工夫をして頭を使って、どうにかして「もっと面白くできないか」とか、そういう頭の使い方は、そこで随分鍛えられたんじゃないかなと思います。
あと1つの事を一生懸命突き詰めてやる大切さですね。
それとその時の僕は何者でもないんですよ。
何も持ってなかったので、気合いと根性だけで、パッとしないと言われていました。
だから、掃除の現場ばかりだったんですね。
だけど、目の前の自分に与えられた仕事は、とことん突き詰めてやることによって、それは誰が見ていて、必ず評価されるんです。
そして次のステージに行けるし、誰かが引き上げてくれるって事ですね。
そうやって僕は周りに育てられてきたんですけど、今も変わってないと思います。
色んな目標とか夢とかあると思うんですけど、今それを言うのおかしいんじゃないかって人が結構いるんですよ。
目の前のこともできてない。
目の前の身近な人にも認められるようなことをしてない。
その努力もしてない。
なんの影響力も持ってないのに、ビジネスで成功したいと言ってるんですよ。
別にチャレンジするのはいいと思うんですけど、チャレンジしつつ、自分の足元もちゃんと固めていくことをやって欲しいなって思ってます。
これ聞いてる人は仕事をしていると思います。
もしかしたら学生さんで仕事してない人もいるかもしんないけど、自分に与えられた何かはあると思うんですよね。
ニートの人でも、できることあると思いますよ。
家の掃除をするとか、ママの手伝いをするとか、何でもいいので自分にできることをとにかく一生懸命、引くぐらいのレベルで、突き詰めてやることをオススメします。
僕は今でも便所掃除が染み付いてて忘れてないし、どうやったら効率良く短時間で圧倒的にピカピカになるのかも全部わかってるし、どんな薬剤を使えばピカピカになるのか、どんなやり方だと、シンクに艶が出るのかも全部知ってます。
たまにリラックスがてら、自分の家の便所掃除したりするんですけど、例えば何年か前にセミナー会場で高級ホテルの部屋を使ってたりした事があったんですけど、ホテルのトイレはピカピカなんですよね。
ピカピカなのに、セミナー前でそわそわしてたから、気持ちを落ち着かせるために、ピカピカの一流ホテルのスイートルームのピカピカのトイレを一生懸命掃除したりしましたからね。
そのぐらいキチガイになるぐらいのレベルで、何かを突き詰めるのは、僕はすごく意味があることだと思います。
それが関わる誰かに感謝されることに繋がってるのが、すごく意味のあることかなと思いますけどね。
というわけで、今回は以上です。
ありがとうございました。